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札幌ペトロヴィッチ監督が電撃引退か…浦和時代から9年共闘、CB&ボランチ起用も経験したMF駒井善成「なんとか最後に勝って終わりたい」

ゲキサカ / 2024年12月2日 16時4分

MF駒井善成

[12.1 J1第37節 広島 5-1 札幌 Eピース]

 前日に行われた他会場の結果により、広島への移動中にJ2降格が決まった北海道コンサドーレ札幌。難しい状況で挑んだ一戦では大勢集まったサポーターからの後押しも受け、前半は優勝争いに燃える広島にほぼ互角の戦いを演じたものの、結果は力量差が如実に表れる形で1-5の大敗に終わった。

 今季フィールド最長の出場時間を記録し、最多6ゴールを記録してきたMF駒井善成は「札幌をJ2に降格させてしまったという責任は選手一人一人にある。僕は今年ずっと試合に出させてもらった身として責任を感じている」と悔しさを吐露した。

 選手たちは試合終了直後、サポーターと悔しさを共有し、その中では熱い鼓舞も受けた。8日の最終節・柏レイソル戦はJ1で戦う最後の試合。相手はJ1残留争いの最中で必死に戦ってくることが予想されるが、札幌としても意地を見せるべき一戦となる。

「コールリーダーさんが『自分たちが応援しているのは北海道コンサドーレ札幌というクラブが好きだから応援している、強い弱いとか関係なく、このクラブを好きだから応援しているんだ』という熱い言葉が本当に響いた。ただもちろん、結果で、強いチームで、サポーターに応えてあげたいというのがある。今季はなかなかそういう形を見せられなくて申し訳なく思っているので、最後はみんなの思いを背負って、そういうところを見せて戦っていきたい」(駒井)

 またこの日の試合後には、ペトロヴィッチ監督が今季限りでの退任を明言。さらに「私自身も95%、監督としてのキャリアを終えるかもしれない」と監督キャリアからの引退も示唆しており、この言葉が事実であればJリーグ史に残る名将にとっての重いラストマッチとなる。

 駒井は浦和レッズ時代の2016年からペトロヴィッチ監督の指導を受け、札幌就任1年目から共に戦っており、このチームにおける愛弟子的存在。ひときわ大きな決意を持って、最後の一戦に臨むつもりだ。

「僕は9年間もお世話になった監督で、もちろん良い形になれば一番良かったけど、最後にこういう形でうまくいかない時の監督にさせてしまったことにすごく責任を感じている。だからこそ現役最後かもしれないという試合をなんとか勝利で飾ってあげたいと強く思っているし、そうできるようにしっかり準備したい」

 札幌ではかつてのウイングバックやシャドーだけでなく、ボランチやCBでのプレーも経験した32歳。「僕は若い時から26歳までずっとワイドで、サイドでドリブルばかりしている選手だったけど、ミシャ監督に中で使ってもらったり、ミシャ監督のサッカーに触れることで選手としての幅を広げてもらった。本当にありがたいと思っているし、本当にお世話になった監督なので、なんとか最後に勝って終わりたい」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)
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