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チームの特長、注目選手は?近畿地区選手権代表6校の指揮官が共同記者発表会で意気込み

ゲキサカ / 2024年12月2日 18時0分

 選手権は昨年度の選手権で滋賀県代表の近江高が準優勝を果たしたため、第2シードとして2回戦からの登場。牛場監督は「端っこで目立つ位置にいるので、サッカーでも目立てるように頑張りたい」と意気込みを口にした。

「今年のチームは例年以上に煮え切れないと思いながら、ずっとチームを作ってきました。夏はインターハイ予選で敗れましたし、リーグ戦も思うような結果が出ず、苦しいシーズンをずっと続けえてきた」と話すのは奈良育英高(奈良)の梶村卓監督。だが、夏以降の成長は著しく、昨年の予選は延長やPK戦など接戦を勝ち上がることが多いが、今年は全ての試合で2点差以上をつけて勝利し、4年連続17回目の選手権出場を決めた。

 指揮官がキーマンとして挙げるのはDF竹田奏(3年)、GK内村篤紀(2年)、FW藤川陽太(3年)の3名。中でも藤川の評価は高く、「夏以降一番伸びた選手。予選でも全試合で点を取ってくれているので、全国でも彼が取ってくれたら」と全国での活躍に期待を寄せる。

 滝川二高(兵庫)は昨年12月に就任した小森康宏監督の下、3年ぶり22回目の出場を果たした。選手とのミーティングを繰り返し、県内3冠を目指したチーム作りを行なう中、新人戦の優勝は果たしたものの、インターハイ予選は準決勝で敗退。強度が足りないと気付いた選手たちが夏以降、プリンスリーグ関西2部で成長を果たし、全国大会出場を手繰り寄せた。

 注目選手として小森監督が挙げるのは主将のMF三宅蔵ノ助(3年)。「テクニックに優れていて、ゲームメイクだけでなくゴールも狙える。能力の高い選手。声で引っ張るタイプでは全くなく、凄く大人しい選手」(小森監督)。三宅以外にも今年のチームは実力者が揃うが、見据えるのは目の前の試合のみ。「3年ぶりで誰も全国大会を知らない。初出場と同じ。先のことは考えていない。初戦だけに集中したい」と指揮官は口にする。

 今年の近大和歌山高(和歌山)は藪真啓監督が注目選手として挙げる左利きのドリブラーMF松林優(3年)を筆頭に1年から選手権を知る選手が多く、経験値の豊富さ売り。インターハイ、選手権ともに負けた昨年の悔しさをバネにし、新人戦、インターハイ予選、県1部リーグ、選手権予選の県内4冠を達成している。

 予選決勝では初芝橋本高に先制される展開を強いられたが、「今年は後半に巻き返せる力がある」(藪監督)強みを発揮し、後半の2ゴールで逆転勝利に持ち込んだ。2年ぶり10回目の選手権となる全国では初戦で昨年度のインターハイ王者である明秀日立高(茨城)と対戦。苦戦を予想する声も多く聞かれるが、藪監督の鼻息は荒い。「どこと当たっても何とも思わない。どこと当たっても強豪なので、相手に対して臆することなくチャレンジャー精神で挑んでいって、一発かますだけ」。

 今年はAブロックに入った阪南大高以外の5校が、Dブロックを引き当て近畿勢の対戦があり得るトーナメントになっている。日々、切磋琢磨しあってきたチーム同士の戦いは熱戦必至。一つでも多くのチームの上位進出に期待だ。

(取材・文 森田将義)
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