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[MOM4955]浦和ユースMF井上大輝(3年)_出場機会を渇望していたアグレッシブな「浦和の切り込み隊長」が2得点を呼び込む躍動で勝利の立役者に!

ゲキサカ / 2024年12月12日 14時5分

浦和レッズユースの攻撃を牽引するレフティドリブラー、MF井上大輝(3年=浦和レッドダイヤモンズジュニアユース出身)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.6 高円宮杯プレミアリーグプレーオフ1回戦 清水ユース 0-2 浦和ユース Balcom BMW広島総合グランド]

 この人がひとたびドリブルを始めると、チームに縦へと突き進むためのスイッチが入る。果敢に、アグレッシブに、強気な選択肢を選び取ることを自分に課し、誰よりも先陣を切って相手陣内へと飛び込んでいく。

「自分の得意なドリブルは結構通用していますし、そこに関しては調子が上がってきているので、本当は自分のゴールが欲しかったですけど、2ゴールに関われたことと自分が相手にとって脅威になれたことは、成長してきた部分が出たのかなと思います」。

 浦和レッズユース(関東3、埼玉)の右サイドで躍動する“切り込み隊長”。MF井上大輝(3年=浦和レッドダイヤモンズジュニアユース出身)の2得点を呼び込む積極性が、とにかく重要な勝利を力強く引き寄せた。


「最初は自分もボールが落ち着かなくて、結構周りを見られないシーンが多かったですし、チーム全体も急いでゴールに向かう気持ちが強くて、そこまで相手の脅威にはならなかった印象です」。井上は前半の展開をそう振り返る。プレミアへの昇格が懸かるプレーオフ1回戦。清水エスパルスユース(東海1、静岡)と対峙した一戦は、序盤からお互いに探り合うような時間が続く。

 常に雰囲気はあった。「エスパルスは細かいところが上手いので、そこで焦れずに守って、カウンターで攻めることは考えていました」。丁寧な守備から攻撃に転じた時には、井上のドリブルが相手に脅威を突き付ける。明らかにこの日の身のこなしは、キレていた。

 スコアレスで折り返した後半。14番の持ち味が遺憾なく発揮されたのは12分。右サイドでボールを受けると、細かく大胆なボールタッチで前へ、前へ。いったんはボールを奪われたものの、MF和田直哉(2年)がヘディングで落としたボールへ、誰よりも早く反応する。

「予測で中に入っていったら和田から良いパスが来て、中の選手は見えていたんですけど、自分で打ちたかったので打っちゃいました(笑)」。左足を振り抜いたシュートは相手GKに弾かれたものの、リバウンドを拾ったFW照内利和(3年)が豪快なシュートをゴールへ突き刺す。

「前の試合も消極的なプレーを選んでしまって、シュートを打てずに終わるシーンが多かったので、今日は『自分を変えよう』と思って打ってみました。良いところにトシ(照内)がいてくれたので、決めてくれてよかったです」。反省を生かしてトライしたフィニッシュが、貴重な先制点を引き寄せた。

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