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J2在籍16年目・岡山が悲願のJ1初昇格!! 仙台は過去無得点“鬼門”で無念のプレーオフ敗退

ゲキサカ / 2024年12月8日 1時50分

岡山が悲願のJ1初昇格

[12.7 J1昇格プレーオフ決勝 岡山 2-0 仙台 Cスタ]

 J1昇格プレーオフは7日、岡山市のシティライトスタジアムで決勝戦が行われ、ファジアーノ岡山がベガルタ仙台を2-0で下し、2009年のJリーグ参入からJ2在籍16年目で初のJ1昇格を決めた。就任3年目の木山隆之監督は自身5度目のJ1昇格(参入)プレーオフ挑戦で悲願の初突破。かつて2020年に率いた古巣を破り、14,673人の大観衆とともにクラブの歴史を変えた。

 J2レギュラーシーズン5位の岡山と6位の仙台が準決勝を勝ち抜き、J1昇格プレーオフ初年度の2012年以来12年ぶりに決勝で実現した“下剋上”対決。岡山は準決勝・山形戦(◯3-0)から先発1人を変更し、MF藤田息吹に代わってMF輪笠祐士が先発したのに対し、仙台は準決勝・長崎戦(◯3-1)と同じ11人を送り込んだ。[スタメン&布陣]

 試合は立ち上がりこそ仙台が勢いを見せ、前半11分にはエースのFW中島元彦の無回転FKが岡山ゴールを強襲。だが、これがGKスベンド・ブローダーセンに阻まれると、徐々に岡山がサイドを起点に前へと出られるようになり、押し込んでいった。

 すると前半20分、岡山が試合を動かした。左に開いたFW木村太哉のスルーパスにゲームキャプテンのMF田部井涼が抜け出し、この突破は相手に阻まれたが、こぼれ球を木村がなんとか残す。これに反応したのはMF末吉塁。ダイレクトで右足を振り抜くと、ふわりと曲がって落ちたシュートがゴール右上隅に吸い込まれた。

 末吉は今季33試合出場で1ゴールにとどまっていたが、プレーオフ決勝という大一番で殊勲の先制弾。レギュラーシーズンの順位で上回る岡山は引き分け以上でJ1昇格が決まる状況のため、大きなリードを手にした。

 対する仙台は2点が必要な状況。だが、その後も岡山が主導権を握り続け、前半25分にはMF本山遥のクロスからFW一美和成が惜しいヘディングシュートを放つと、同31分にも木村のポストプレーから一美が右足で狙う。仙台はMF鎌田大夢とMF工藤蒼生のダブルボランチで組み立てながらも決定打は出せず、そのままハーフタイムを迎えた。

 仙台は後半開始時、FWエロンに代わってFWオナイウ情滋を投入。するとオナイウのスピードを活かした突破で攻撃が活性化し、同4分にはオナイウのクロスから中島がボレーシュートを放つと、同8分にはシンプルなロングボールに抜け出したオナイウがカットインから右足で狙う。だが、これは岡山の守護神ブローダーセンがスーパーセーブを見せ、チームを救った。

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