[MOM1008]東洋大FWPonce尾森世知(4年)_“未来を変える”2発好発進
ゲキサカ / 2024年12月7日 21時39分
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.7 インカレ予選ラウンド 東洋大5-2札幌大 味フィ西]
関東1部を歴代最高位の3位で終えた東洋大が、5得点を決める好発進で大学選手権(インカレ)の戦いをスタートさせた。
FWPonce尾森世知(4年=柏U-18)が攻撃をけん引した。前半10分に右サイドで起点となってMF湯之前匡央(3年=柏U-18)のゴールを演出すると、同26分にはCKのこぼれ球を豪快に蹴り込んで追加点を決める。
さらに4-1で迎えた後半9分には、MF中山昂大(4年=大宮U18/大宮内定)のポストプレーからエリア内で出されたボールを右足で蹴り込んで、勝利を決定的にする得点を奪った。
サッカー人生をかけると言ってもいい大会になっている。強豪の柏U-18から進学してきたポンセだが、昨年まではトップチームでの出場はなし。最終学年の今年こそはという思いで入ったが、3月に右ひざの前十字靭帯を損傷して出遅れた。
ただ藁をもすがる思いで取り組んだPRP療法が奏功し、「奇跡的に復帰できた」。大学リーグデビュー戦となった10月12日の東京国際大戦では、初ゴールも記録。そしてインカレの決勝ラウンド進出を争う予選ラウンドでは2ゴールの活躍をみせた。
名前を英語表記にしたのも今年から。これまで戸籍と同じカタカナにしていたが、スタッフからアルファベットへの登録変更が可能と聞いたことで、「英語の方がインパクトありそうだなと思って変えた」。それもすべては将来に繋げるためだ。
そんな中で決めた2発好発進。「今年ラストチャンスだと思っていて、それで怪我をしたけど、まだチャンスは残っていると思っている。結果を残し続ければプロの世界で戦えると思うし、自信もあるので頑張りたいです」。未来を変えるには十分なスタートダッシュとなった。
(取材・文 児玉幸洋)
●第73回全日本大学選手権(インカレ)特集
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