サラーPK弾のリバプールが欧州CL唯一の開幕6連勝!! 遠藤航も守備固めで通算2戦目のCL出場

FWモハメド・サラーが決勝ゴール

[12.10 欧州CLリーグフェーズ第6節 ジローナ 0-1 リバプール]

　UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は10日、リーグフェーズ第6節を各地で行い、MF遠藤航所属のリバプール(イングランド)がジローナ(スペイン)に1-0で勝利した。唯一の欧州CL6連勝を果たし、リーグフェーズ8位以内での突破は決定的。遠藤も終盤の守備固めで起用され、通算2試合目の出場となった。

　リバプールは今大会唯一の5連勝で迎えた第6戦。ハムストリングの負傷で離脱していたGKアリソン・ベッカーが10月5日のプレミアリーグ第7節クリスタル・パレス戦以来の先発復帰を果たし、昨季のラ・リーガで躍進を遂げたジローナの本拠地に乗り込んだ。

　試合はリバプールが先に主導権を握った。まずは前半4分、DFアンドリュー・ロバートソンの右CKにDFジョー・ゴメスが飛び込むも、ヘディングシュートはGKパウロ・ガッサニーガに止められる。また同7分にはMFライアン・フラーフェンベルフのスルーパスにFWダルウィン・ヌニェスが抜け出すも、この左足シュートもガッサニーガに阻まれた。

　一方のジローナは前半12分、左サイドで高い位置を取っていたMFミゲル・グティエレスがクロスを上げると、左SBの位置からゴール前に走り込んだDFデイリー・ブリントがダイレクトシュート。だが、これが空振りに終わると、ファーサイドに流れたボールを拾った受けたDFアレハンドロ・フランセスのシュートはアリソンの正面に飛び、絶好機を逃した。

　その後も両守護神のセーブが目立つ展開。リバプールは前半35分、FWモハメド・サラーのスルーパスに抜け出したヌニェスのシュートがまたしてもガッサニーガに止めらえると、同38分にはジローナがMFヤセル・アスプリージャのミドルシュートでゴール左を襲うも、アリソンの横っとびセーブに阻まれ、0-0のままハーフタイムを迎えた。

　後半はリバプールがより圧力を強める中、15分にはFWルイス・ディアスがシュートを放った際にMFドニー・ファン・デ・ベークから後ろから踏まれ、スパイクが脱げてしまう。するとピッチ上ではファウルは取られなかったが、VARが介入。リバプールにPKが与えられると、これをサラーが決めて先制に成功した。

　そのまま試合はリバプール優勢のまま進み、後半44分から遠藤が途中出場。欧州CLではデビューを飾った9月17日の開幕節ミラン戦(◯3-1)以来5試合ぶり、公式戦では11月24日のプレミアリーグ第12節サウサンプトン戦(◯3-2)以来4試合ぶりの出場となった。そのまま試合はタイムアップ。リバプールが敵地で堂々の白星を収めた。
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