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年長からクラブ一筋。プレミア昇格決めたG大阪ユースのCB古河幹太主将「ガンバに戻って来れるように大学で頑張りたい」

ゲキサカ / 2024年12月11日 18時1分

ガンバ大阪ユースCB古河幹太主将(3年=ガンバ大阪ジュニアユース出身)が横浜FMユースの前に立ちはだかった

[12.8 プレミアリーグプレーオフ決勝 G大阪ユース 2-0 横浜FMユース サンフレッチェビレッジ広島第一球技場]

「本当に嬉しいです。今年、失点も少なく抑えることができたんで、凄く自分たちの自信にもなりました」。ガンバ大阪ユースは横浜FMユースに2-0で勝利。CB古河幹太主将(3年=ガンバ大阪ジュニアユース出身)は、強敵をシュート4本に封じての完封勝利を喜んでいた。

 この日は1-0の後半にボールを保持される時間が増加。相手にCBの脇を狙われ、ラストパスに持ち込まれるシーンもあった。だが、古河は他のDF陣や中盤の選手とともにゴール前に入ってきたボールを確実にカット。味方フォローし、シュートコースを消すなど粘り強く守り続け、後半40分の追加点に結びつけた。

「絶対相手の時間帯も来るっていうのは分かってたんで。そういうのはプリンス(リーグ)とかでもずっとやってきたんで、落ち着いて、我慢の時間帯とかもそんなに焦らず、何か失点する気もしなかったんで、そこは良かった」

 古河は1年時にプレミアリーグWESTで10試合に出場。だが、チームは12チーム中12位に終わり、プリンスリーグ関西へ降格している。「(1年時、現3年生の長田)叶羽とか(大倉)慎平とか結構主力で出てた時期もあったんで、落としたって責任もあったし、多分、他の人よりも自分たちで絶対上げないといけないっていう思いが強かったかなと思います」と古河。特に主将の、後輩のたちのためにもプレミアリーグへ絶対に昇格するという思いは、一際強かったようだ。

 クラブユース選手権2連覇、そしてプレミアリーグ昇格を果たしてG大阪アカデミーでの生活を終了。古河は他の選手よりも視野が広く、ドリブルで剥がすこともロングキックで局面を変えることもできるCBだが、今後は得意のボランチで上を目指すことを希望している。

「年長からガンバにお世話になってるんで、ほんとはここでトップ昇格したかったんですけど、大学挟んでもガンバからオファーがあったら絶対ガンバに行きたいっていう思いが強いんで、絶対にガンバに戻って来れるように大学で頑張りたいと思います」。G大阪ユースに日本一とプレミア昇格をもたらした古河が、CBで磨いた守備力と武器を大学サッカーで発揮し、4年後にG大阪へ戻って来る。

(取材・文 吉田太郎)

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