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勝利についてきた土産話…ゴールライン際で押し込んだ? 大阪学院大MF山本未来翔「焼肉を奢ってくれるなら(笑)」

ゲキサカ / 2024年12月14日 20時34分

ゴール直後のFW閑田隼人(左)とMF山本未来翔

[12.14 インカレ決勝ラウンド第1節 関西学院大 1-2 大阪学院大 ひたちなか陸上]

 囲み取材の時点では決勝ゴールの得点者と思われていた大阪学院大MF山本未来翔(3年=大阪学院大高)は「ここだけの話、(自分が打つ前に)入っていた」と正直に打ち明けると、公式記録ではFW閑田隼人(4年=広島皆実高/藤枝内定)の得点と記載されていた。

 大阪学院大は1-1で迎えた後半29分、閑田が左CKに頭で合わせたボールをゴールライン際で山本が押し込んで勝ち越しに成功。山本はすかさずベンチメンバーのもとへ飛び込んで喜びを爆発させた。試合はそのまま2-1で終了し、全日本大学サッカー選手権(インカレ)決勝ラウンドで白星発進となった。

 ただ試合終了直後、山本は閑田のヘディングシュートをゴール内で押し込んだことを告白。ただこの時点では、報道陣や選手らは山本のゴールとして記録されるものだと考えていた。そのため山本は「(閑田が)ゴールを譲ってみたいに言ってきたので、焼肉を奢ってくれるなら譲るとさっき話しました(笑)」。そう冗談まじりに裏話を伝えた山本だが、その後公開された公式記録には閑田の得点と表記。どちらのゴールであっても正真正銘の勝ち越し点であることに変わりはないものの、山本にとっては幻の得点になってしまった。

 勝利に土産話がつく形となった大阪学院大は次節、前回王者で今季リーグ戦無敗優勝の明治大と対戦する。準々決勝進出をかけた大一番へ「わかりやすく言うとみんな絶対に負けたくないという気持ちが出ていると思うので、チャレンジャー精神を持ってしっかり勝ちにいきたい」と山本。「4回生に花を持たせてあげられるように、自分自身全力で頑張っていきたい」と日本一の目標を果たすべく力を込めた。

(取材・文 加藤直岐)
●第73回全日本大学選手権(インカレ)特集

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