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[MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16]MF奈良碧士ら米子北が貫いた「粘り強くやること」。後半35+3分からの2発で日章学園に追いつき、グループC首位で最終節へ

ゲキサカ / 2024年12月15日 7時33分

米子北高のMF奈良碧士は0-2から追撃ゴールを決めた

[12.14 MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16予選リーグ第2節 日章学園高 2-2 米子北高 時之栖うさぎ島G]

“U-16日本一決定戦”2024 MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16ルーキーリーグは14日、静岡県御殿場市の時之栖スポーツセンター うさぎ島グランドで予選リーグの第1節と第2節を行った。グループC第2節の日章学園高(九州2/宮崎)対米子北高(中国1/鳥取)戦は、2-2で引き分け。1勝1分の米子北は得失点差でグループC首位に立ち、15日の最終節に臨むことになった。

 ピッチサイドではライバル校の指導者たちから「これが米子北」という声が聞こえていた。後半35+3分から執念の2ゴール。米子北が最後まで諦めずに戦い、引き分けに持ち込んだ。

 0-2の後半35+3分、米子北は交代出場MF金定秀芽が左サイドから縦へ仕掛けてラストパス。最後は混戦からMF奈良碧士が左足を振り抜く。これがDFに当たりながらもゴールを破って1点差。さらに35+5分、MF細川惺生の右FKから右SB中田涼太が同点ゴールを決めた。
後半35+5分、米子北の選手たちが右SB中田涼太(2番)の同点ゴールを喜ぶ
 大興奮の米子北イレブン。奈良は「粘り強くやるってことをチームで意識してやっていたので、それが2点になって、結果に現れたんで良かったです。前半はちょっとボール回されたりして苦しかったですけど、粘り強くやることで、最後ああいう感じで終われたと思います」と頷いた。
米子北は最後まで諦めずに戦い、執念のドロー。MF細川惺生は同点ゴールを演出
 上越高(北信越1/新潟)との初戦を3-0で制した米子北と、山梨学院高(関東3/山梨)戦を0-2で終えた日章学園との一戦は、甘さのあった初戦から引き締め直した日章学園が主導権を握った。

 前半10分にはMF城間和真が左中間でFKを獲得。これを左SB岩元礼王が右足で直接決めて先制した。日章学園はその後も中盤で存在感を放つMF谷恭輔を軸にボールを正確に動かし、MF山下結叶のドリブルシュートなどで追加点を狙う。

 一方の米子北はボランチのMF細川斗暉やMF三宅颯陽がオープンスペースへ飛び出す形でゴールに迫る。だが、日章学園はハードワークの光るCB柴尾大夢や188cmのGK高岸縁が立ちはだかり、リードを維持。その日章学園は後半15分、交代出場MF鳥原惺がドリブルでPAへ切れ込んでPKを獲得する。これを岩元が右足で決め、2-0と突き放した。
日章学園のCB柴尾大夢は身体を張った守備でチームを支えた後半15分、日章学園は左SB岩元礼王が右足PKを決め2-0と突き放した
 さらに追加点を狙って攻める日章学園に対し、米子北はDFリーダーのCB清水大世を中心に粘り強い守り。また、「(特長は)周りを使って、ワンタッチ、ツータッチでボールを渡していく」という奈良らが切り替え速く相手ゴールを目指した。
米子北のDFリーダー、CB清水大世が相手の攻撃を跳ね返す
 苦しい戦いも、粘り強く戦い続けた米子北が敗戦目前からの2得点で勝ち点1獲得。グループ1位と準決勝進出へ前進した。最終節は勝ち点4で並ぶ2位・山梨学院との直接対決。首位を守り、「成長の場」(奈良)という大会でより多くの真剣勝負をする機会を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)

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