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「進化するブルー軍団」大津は先輩たちの継続の力も支えに初の日本一。埼スタで平岡和徳TDを歓喜の胴上げ

ゲキサカ / 2024年12月16日 1時17分

 大津は当たり前のことを人並み以上にやり抜く「凡事徹底」「諦めない心」を大事に、人間として、選手として日々進化。ただし、これまでトーナメント戦で悔し涙を呑んだことは幾度もある。今年も日本一を期待されたインターハイで初戦敗退。それでも、「進化するブルー軍団」は敗戦の悔しさも糧とし、高体連チームとして流通経済大柏高(千葉)、青森山田高(青森)に続く3校目、公立校として初めてプレミアリーグファイナルの勝者となった。

 山城監督は選手たちの初優勝、また恩師・平岡TDが指導者として初の日本一になるサポートをできたことを喜ぶ。「僕は大津高校OBでして、ずっと平岡先生を追いかけて大津高校に入学をして。 で、(指導者として)大津高校に入るきっかけになったのも、自分の代で選手権出れずにどうにか平岡先生に恩返ししたいっていう思い、平岡先生を日本一にしたいっていう思いがありましたので。そういう意味では、本当に色々なOBを代表して僕は平岡先生と今、一緒に仕事をさせてもらっていて、平岡先生をようやく指導者としても、選手としても日本一っていうところにたどり着くことができて、そこに僕自身も1つサポートできてすごく幸せに思っています」と頷いた。

 平岡TDは「ありがたいですね。指導者冥利に尽きるというか、こういう大津イズム、平岡イズムが広がっていくことが1つの熊本のサッカーの発展につながればいいと思って日々やってきましたので、1つの成果として、また子供たちの未来に繋がるようないいサッカーをしてくれましたので、自信を持って今後もまた育成に取り組んでいきたいと思います」と微笑んだ一方、「今日、勝ったことは素晴らしいことですけれども、綺麗な満月も今日からまた欠き始めますので、選手権に向けて素晴らしいものをまた作れるように頑張りたいと思います」と引き締めていた。

 この日、日本一の景色を見た選手たちも、“大津らしく”まだまだ成長し、もう一つタイトルを取る意気込みだ。CB五嶋夏生主将(3年)は「自信にもなりましたし、満足することなく選手権もあるんで。もう一回取れるようにっていうのは、みんな常に考えてることだと思います。そういう風に思えてるってことは、さらに成長できると思うんで、また1、2週間後にもっと強い大津高校を見せられるようにと思っています」。今年のチームは先輩たちの継続の力を日本一に結実。自分たちも選手権まで努力を継続し、次は国立競技場で恩師を胴上げする。
熊本の名門・大津にとって初の日本一大津OBの山城朋大監督は選手たちや恩師の日本一のサポートをできたことを喜んでいた平岡和徳テクニカルダイレクターの目には涙も光っていた
(取材・文 吉田太郎)

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