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プレミアファイナル制覇の大津CB五嶋夏生主将は恩師や意識高く取り組むサブ組の存在に感謝。「満足せずに次に進みたい」

ゲキサカ / 2024年12月16日 18時46分

大津高のCB五嶋夏生主将(3年=ブレイズ熊本出身)が埼玉スタジアム2002で優勝カップを掲げた

[12.15 プレミアリーグファイナル 横浜FCユース 0-3 大津高 埼玉]

 大津高のCB五嶋夏生主将(3年=ブレイズ熊本出身)が埼玉スタジアム2002で優勝カップを掲げた。50人以上のプロサッカー選手を育てた名将・平岡和徳テクニカルダイレクターと同じ宇城市立松橋中(熊本)出身。1年時から公式戦の先発を経験してきたDFは、「ほんとに自分のことを使い続けてくれた平岡(和徳)先生に感謝ですね」。チームに貢献できず、悔しい思いをしたことも。また、今年はインターハイ初戦敗退を喫して「自分自身ももうどうすればいいか分からないような状態に」なったこともある。だが、コーチ陣やチームメートの言葉に後押しされながらチームを引っ張り、“高校年代真の日本一”。主将は感謝の思いを口にしていた。

「とにかく(コーチの方々には)感謝しかないですし、他にもチームと応援のみんな、家族だったり、本当にたくさんの人たちに感謝したいなっていう風に思います」。

 決勝前の紅白戦ではレギュラー組がサブ組に敗戦。試合に出られない選手の存在、意識の高さが大津の強さの源になっているという。「そこの押し上げがあるからこそ、自分たちも危機感持ってやれてるので。今年1年間、そういうところが成長に繋がったのかなっていう風に思っています。全員が試合に出たいっていう思いを持って取り組めてるっていうのが今年のチームの良さですし、優勝にも繋がったかなっていう風に思います」と五嶋は頷いた。五嶋自身も彼らに負けないように、筋トレや朝練で誰よりも努力することを意識。結果が出ても満足することなく、努力と競争を重ねてきたことが日本一に結びついた。

 ファイナルは夏の敗戦を糧にしての勝利でもあった。前半終了間際にMF畑拓海(3年)のゴールで先制。だが、インターハイ初戦は先制しながら、阪南大高(大阪)に1-2で逆転負けを喫している。だからこそ、「前半1点取って折り返して、ロッカールームで『阪南大戦も1点取ってから』っていうのもあったんで、『もう1点、取りに行くぞ』と。あの経験があったからこそ、今日勝ったのかなっていう風に思います」と五嶋。後半立ち上がりにピンチもあったが、凌いでFW山下景司(3年)の2ゴールで突き放した。

 五嶋は無失点での勝利も喜んでいた。チームは試合を通してセカンドボールの攻防で優位に。五嶋自身も横浜FCユースのクロスやセットプレーに対してゴール前で必ず相手の前に入り、頭でクリアし続けていた。復帰したばかりで安定感の高い動きを見せたGK坊野雄大(3年)やCB村上慶(2年)、左SB大神優斗(3年)とともに完封勝利の立役者に。ミスがあったことは確かだが、大一番を無失点で終えた。

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