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就任当初は部員7人、卓球部などから助っ人招集…新潟産業大・岡村宜城監督が11年目で辿り着いた全国大会

ゲキサカ / 2024年12月16日 19時56分

 悲願の全国出場を果たす中、喜びと共に小規模体制ゆえの苦労もあった。茨城県で今月13日から17日にかけて行われている強化ラウンドを戦うためには莫大な予算がかかるため、選手自らがアルバイト先に寄付をお願いするなど奔走。岡村監督の関西大時代の同級生からも支援があったようで「快く色々な方が払ってくれました」と感謝を胸に晴れ舞台に臨んでいる。

 そうして臨んだインカレはここまで負けなし。夏の関西遠征では強豪大の第3カテゴリーにも勝てず、監督にとっても「よう頑張ってんちゃいます?」とサプライズのようだ。「全国大会に出ることとプロを輩出すること。この2つは10年間で成し遂げたいなと思って今11年目」(岡村監督)。1年遅れる形となったがインカレ初出場を果たすと、Jクラブへ練習参加する選手も出ており勢いは増すばかりだ。

 紆余曲折を経て到達した全国大会。岡村監督は「選手とはフランクで距離も近いし冗談も言う」関係性で日々を過ごす中、「自分が逆に成長させられているんじゃないのと思うんですよね」と強調する。

「自分は偉そうにするのが嫌なんですよ。スタッフにも言うんですよ。たしかにプロでやって色々高みも見ているし経験値もあるけど、やっぱり俺らも毎日学生から色々なことを教わっているからその感覚絶対忘れるなよって。これは絶対ブレない。何か間違ったことがあったら素直に自分らも謝るし、選手の意見も聞くし、怒るときは怒るし。そこがやっぱり大事」

 選手たちは初の全国大会に緊張を感じながらも、大会屈指の良い雰囲気で試合に参戦している。次戦は勝てば強化ラウンド4強入りの状況で中央大と対戦。関東勢相手に明るいチームスタイルで真っ向勝負に挑む。

(取材・文 加藤直岐)
●第73回全日本大学選手権(インカレ)特集

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