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圧倒的な熱量放った新潟産業大MF藤本千輝、初の全国で強豪大と対戦も「来た相手は全員倒すつもり」

ゲキサカ / 2024年12月16日 21時2分

MF藤本千輝(3年=大体大浪商高)

[12.15 インカレ強化ラウンドGL第2節 新潟産業大 2-2 八戸学院大 スポーツ広場2]

 誰よりも高い熱量で戦い抜いた。新潟産業大MF藤本千輝(3年=大体大浪商高)が初の全日本大学サッカー選手権(インカレ)で2試合連続ゴールを決めるとともに、90分間声を張り上げてチームを鼓舞した。

 前半36分、自らのドリブルで獲得したPKで先制ゴールをゲット。「ボールを持って前向いて仕掛けるのが特長なので、それを活かして笛が鳴った瞬間はちょっと嬉しかった。誰にも蹴らせるつもりはなく点を取れたので良かったと思います」と力強く振り返った。


 岡村宜城監督によると藤本は先月に親指を骨折。一時は松葉杖をついてインカレの出場が危ぶまれていたが、大会前日に出場可能と確認できたという。万全なコンディションではない中で結果を残しているものの、藤本は最終的に2-2に終わった八戸学院大戦について「勝てる試合だった。ボランチとしてもチームの中心として使ってもらっている以上、もうちょいゲームをコントロールして勝ちに導けるようにならないといけない」と唇を噛んだ。

 新潟産業大は昨年度4年生が少なかったため、今季は1年生が加わった上で実質現体制の2年目。チーム力が高まって北信越大学リーグを史上最高成績の3位で終え、悲願のインカレ初出場を果たした。

 その中で藤本は声でも一際存在感を発揮している。一見キャプテン向きにも思えるが、4年生になる来季については「結構人に強く言っちゃうタイプなので多分自分には(主将は)向いていない」と消極的。「優しい声かけをしないと」と反省しつつ、「勝負がかかった試合だと必死になっちゃう。ただその分、人に言うかわりには自分がやらないといけないと思っているので、人より走ったり戦ったりは絶対にと心がけている」と心構えを示した。

 すでにJクラブの練習にも参加しており、個人としては新潟産業大史上初のプロ選手を目指している。そのためにもインカレでさらなるインパクトを残したいところ。中央大とのグループリーグ突破をかけた戦いに向けて「関東の大学は強い印象があるんですけど、どこが来ても自分は勝つためにやる。中央大だろうが明治だろうが筑波だろうが、来た相手は全員倒すつもりなので。相手関係なしにやっていけたら、自分のサッカーができれば勝てるかなと思います」と力を込めると、来季の目標も堂々と示した。

「来年はリーグ戦も総理大臣杯もインカレも勝つ(優勝する)つもりなので。4年間で1回も勝てないのは自分は嫌。負ける想像はしていないし、絶対勝とうと思っています」

(取材・文 加藤直岐)
●第73回全日本大学選手権(インカレ)特集

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