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桐蔭横浜大FW渡邊啓吾、内定先・湘南で台頭する若手エースコンビとのポジション争いへ「食らいついていけるように」

ゲキサカ / 2024年12月17日 23時49分

FW渡邊啓吾(4年=旭川実高/湘南内定)

[12.16 インカレ決勝ラウンド第2節 新潟医療福祉大 1-0 桐蔭横浜大 J-GREEN堺メインフィールド]

 新たなレギュレーションになったことで、一度負けてもインカレは続く。桐蔭横浜大は初戦勝利も第2節で敗戦。FW渡邊啓吾(4年=旭川実高/湘南内定)は「本来負けたら終わりという場面で、まだ次があることをプラスに捉えて、次勝って栃木(準々決勝の会場)に進みたい」と気持ちを切り替えていた。

 桐横大は序盤に数度迎えた決定機を決められず。前半20分にはDF武田拓磨(4年=桐蔭学園高)の左サイドからのクロスに、渡邊がPA内のニアサイドからヘディングシュート。綺麗にミートしたものの、わずかにゴール枠内から逸れていった。「そこで決め切ることができなかったのが今日の敗因」(渡邊)。その後は新潟医療福祉大の守備に阻まれ続け、後半25分の1失点で屈した。

「一回も負けることなく優勝というのが自分たちの目標だった」。そう悔しさをにじませる渡邊だが、今シーズンから新方式となったインカレはグループリーグ上位2チームが準々決勝に進めるレギュレーション。まだ勝ち上がる可能性に懸け、最終節・中京大戦を見据えていた。

 個人の目標はFWらしく得点王だ。「それぞれのチームの点取り屋がいっぱいいるその中で一番を取ることによって、来年のプロキャリアスタートにいい弾みになるんじゃないかと思っている」。5月2日には湘南加入内定が発表され、4日後にはJ1デビュー済み。「ピッチの感覚や場の雰囲気は感じることができた」と来季のイメージを膨らませている。

 湘南には2人の若手ストライカーがいる。23歳のFW福田翔生と21歳のFW鈴木章斗は、ともに今季J1リーグで34試合10得点を記録。22歳の渡邊にとって近い年代で親しみやすくもあり、だからこそFWとしてのライバルでもある。「(2人は)プレーのダイナミックさ、ゴールを狙ったり、自分で縦に行ったりというFWに欠かせないセンスを、他のチームの(ストライカー)よりも持っている」。同じ土俵で戦うのか、異なる良さを見出すのか。試行錯誤をしながらポジション争いをしなければいけない。

「運動量で行ったら自分のほうがあるんじゃないかとは思っている。でも決定力というところで、翔生くんも章斗も2桁取って、来年もやってやるぞという気持ちだと思う。そこに食らいついていけるように、自分も一年目で2桁取れたら」。大学最後の舞台で輝いたら、次はキャンプでのアピールへ。渡邊の長い冬はまだ始まったばかりだ。

(取材・文 石川祐介)
●第73回全日本大学選手権(インカレ)特集

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