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[MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16]前橋育英MF松下歩夢が大会MVP!父の背中を追うMFは「自分も育英のボランチに名を刻めるような選手に」

ゲキサカ / 2024年12月18日 17時17分

大会MVPの前橋育英高MF松下歩夢(1年=JFAアカデミー福島U-15出身、中央)が元Jリーガーの父・松下裕樹コーチ(右)、父の川崎F時代のチームメートでもある中村憲剛氏と記念撮影

[12.16 MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16決勝 前橋育英高 2-1 尚志高 時之栖うさぎ島G]

 2024 MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16ルーキーリーグの大会MVPに優勝校・前橋育英高のMF松下歩夢(1年=JFAアカデミー福島U-15出身)が選出された。技術力、戦術眼に秀でた松下は前橋育英のボランチとして全5試合で奮闘。中心選手としてチームを支え続けたことが評価されたようだ。

 決勝では、右足CKで先制点をアシストし、後半には絶妙なスルーパスで決定機を演出。また、尚志高にボールを保持される時間が増える中で、「尚志はボール持つのが上手なんで、それを承知した上で守備から入ろう」と意識して80分間、献身的に走り続けた。

 MVPについては「あんまり実感がないです」と明かすが、「チームのために、オン・ザ・ボールのところであんまり大会でいい影響を与えなかったんですけど、試合を通して、予選だったら70分間、準決、決勝だったら80分間安定感をもたらして、チームを引っ張っていけたのが良かった」。ただし、満足はしていない。

「この大会でMVPになれたので良かったですけど、自分の高校での目標はトップチームに係わって、選手権などで優勝すること。まだスタメンも何も決まってないですし、そのスタメン争いに入っていけるように、これからも頑張っていきたい」と引き締めていた。
 
 そのために、スルーパスなど得意とするプレーをもっと試合の中で増やさなければならないと自己分析。また、守備力の向上も自身に求める。広島、群馬などでJリーグ通算481試合出場27得点の父、松下裕樹コーチは、「まだまだなので、もうちょっとタフっていうか。フィジカル的な要素はまだまだ。もっと高いレベルで揉まれて、色々なことに気づいてやれれば」と期待した。

 表彰式後には父の松下コーチ、また父が2006年の川崎F在籍時にチームメートだった中村憲剛氏(ミズノブランドアンバサダー)と3人で記念撮影。「(中村氏の言葉で印象的だったのは、)『人につられてやるんじゃなくて、自分から考えて』ということ。(自分も)人に影響を受けないタイプというか、自分で考えて行動できるタイプではあります」という松下は継続することを誓う。

 中学時代までに主に技術面を強化。前橋育英で「メンタリティとか、試合の中でどういうメンタルでやっていくのかっていうことを色々、(コーチの)櫻井(勉)さんから教えてもらえたんで、そこが大きい」という。この日、継続することの重要性を再確認した松下は、「歴代、有名な選手がいる中で、自分も育英のボランチに名を刻めるような選手になりたい」。父も含めて数々の名手が育った前橋育英のボランチとして活躍し、再び日本一を勝ち取る。
大会MVPに選出された前橋育英MF松下歩夢は先制点をアシスト
(取材・文 吉田太郎)

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