11回のJ最優秀主審・西村雄一氏がトップリーグ勇退会見「皆さんと楽しくサッカーができたら」 後進育成とともに審判活動継続へ
ゲキサカ / 2024年12月19日 17時51分
西村雄一審判員が19日、都内でトップリーグ担当からの勇退会見を行い「トップリーグからは外れますが、それ以外のところで審判活動は続けてまいります」と現役続行の意向を示した。
西村氏は1999年に1級審判員となり、J1通算407試合で主審を担当。J2や副審担当試合も含めると682試合でJリーグのピッチに立った。国際審判員としても活躍し、ワールドカップは10年と14年の2大会連続で担当。14年のブラジルW杯では開幕戦で笛を吹いた。
Jリーグ最優秀主審賞には11回輝くなど日本を代表するレフェリーとして活動してきた中、日本サッカー協会(JFA)からJFA審判マネジャーへの就任オファーを受けてトップリーグからの勇退を決断したという。ただ、今後は2級審判員として「グラスルーツを含めて色々な試合ができますから」と審判活動を続ける見込みを明らかにし、「サッカーを楽しむ皆さまと一緒に審判活動を続けながら色々なお話が、もしくは色々な体験をしてもらえたら。そんなふうに思っているところ」とコメント。体力維持も続ける方針を示した。
近年は経験豊富な審判員が続々と勇退しており、JFAとしても後進の育成に力をいれているところ。西村氏は「ミスを恐れずにチャレンジを続けること」と将来を担う若手審判員にエールを送ると、「ユース年代から次にいく年代の審判員の活躍は、日本の審判員が世界で活躍するため必要な年代になっている。その皆さまとも一緒に関わりながら私がサポートさせていただくことによって、サッカーの発展に貢献するひとつの活動になると思っています」と世界で活躍する審判員の輩出に向けて意気込んだ。
以下、西村氏の挨拶
「この度日本サッカー協会審判委員会から審判マネジャーのお話をいただきまして、トップリーグ担当から退くことを皆さんに報告させていただきます。私のトップリーグ担当期間中には本当にたくさんの方にお世話になりましたので、ちょっと長くなりますが皆さまに感謝をお伝えしたいなと思っています」
「まず最初に選手の皆さまへ。素晴らしいプレーを間近で体感できたことが、私にとって審判活動を続けていく大きなモチベーションとなっていました。これは本当に審判でしか味わえないことなので、選手の皆さまが作り出してくれた素晴らしいプレーに心より感謝申し上げます。ありがとうございます」
「続いて監督、コーチ、チームスタッフの皆さまへ。我々と同じ選手を支える立場の皆さまと本当に深い議論をできたことが、私のサッカー感を高めるとても貴重な時間となりました。その皆さまとの話の時間が私にとって本当に大切なものだったとぜひお伝えしたく、本当に御礼を申し上げたいと思っています。ありがとうございます」
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
サッカー元国際主審の西村雄一氏が勇退…2度のW杯、J1リーグ407試合で主審務める
読売新聞 / 2024年12月19日 18時17分
-
大震災後…カズが決めた一撃「一生忘れられない」 勇退する西村雄一レフェリーが感慨
FOOTBALL ZONE / 2024年12月19日 16時51分
-
西村雄一審判員が今季限りで勇退…来季よりJFA審判マネジャーに就任
ゲキサカ / 2024年12月15日 20時56分
-
西村雄一審判員が今シーズンでトップリーグ担当審判員から勇退…J通算682試合担当、ブラジルW杯では開幕戦の主審を務める
スポーツ報知 / 2024年12月15日 18時54分
-
西村雄一主審が勇退…Jリーグ通算682試合担当、ブラジルW杯の開幕戦でも主審を務める
超ワールドサッカー / 2024年12月15日 16時52分
ランキング
-
1覚悟していた現ドラ移籍…右腕が語る“瞬間” 食事中に察した着信「あ、自分だな」
Full-Count / 2024年12月19日 15時52分
-
2現ドラで2人移籍…ついに西武在籍ゼロに トレードに異例転身、9年で激変した2015年組
Full-Count / 2024年12月19日 19時13分
-
3石川柊太が入団会見 ソフトバンクからロッテへFA移籍 背番号は「21」
スポニチアネックス / 2024年12月19日 15時2分
-
4ソフトバンクの来季バッテリーコーチ陣が甲斐のFA流出直後に配置転換 “甲斐人事”で再始動
スポニチアネックス / 2024年12月19日 18時23分
-
5OZAWA、交際中「彼女」を認めた清宮海斗へ強烈暴露「キャバクラに行って…抱き寄せた」…12・19後楽園
スポーツ報知 / 2024年12月19日 20時50分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください