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[MOM1024]筑波大MF角昂志郎(4年)_磐田内定ウインガーが先発2戦で3発! プロ見据えて意識する基準「試合で必要なことをやっていこうと」

ゲキサカ / 2024年12月20日 14時16分

筑波大MF角昂志郎

[12.18 インカレ決勝ラウンド第3節 九州産業大 1-5 筑波大 ミクスタ]

 チームの成長が見られた1点目と、個人の成長が見られた2点目。筑波大MF角昂志郎(4年=FC東京U-18/磐田内定)が2試合ぶりの先発出場で質の高い2ゴールを記録し、グループリーグ首位通過に大きく貢献した。

 まずは2-0の前半31分、チームがテンポの良いパス回しから右サイド裏のスペースを突くと、それに呼応するように左サイドからゴール前に潜り込んだ。「筑波はビルドアップに長けている部分があって、その積み上げはしてきたけど、なかなか速い攻撃で点を取れていなかった。インカレ前にもっと速い攻撃でも点を取ろうというのは話し合っていた」。ゆったりとしたビルドアップで崩した1、2点目とは対照的に素早く崩す攻撃を繰り出す中、MF廣井蘭人(2年=帝京長岡高)のクロスにニアサイドで反応。角度のないところから冷静なワンタッチシュートで沈めた。

 さらに後半11分、今度は一人で決めた。相手のビルドアップにチーム全体で組織的なプレッシャーをかける中、相手の横パスに向かってスプリントをかけてボール奪取。「天然芝というのもあってボールが走りづらかったので、プレッシングでうまくハメることができたと思う」。そのままGKとの1対1を冷静に決め、「筑波は頭を使いながら守備をするので、駆け引きやタイミングはこの1年間で成長したと思う。守備からああいう点を取ることができたので自信につながるゴールだった」と誇った。

 角はインカレ開幕節・東海学園大戦(◯3-0)でも得点しており、これで先発出場の2試合でチームトップの3ゴール目。来季はJ2リーグで戦うジュビロ磐田への加入が決まっている中、改めて質の高さを表現した格好だ。

 もっともプロ候補生として違いを見せてくれる期待も集まる今大会だが、角自身はその目線を冷静に受け止めているという。「チームのためにプレーしたい。本来であれば自分の特徴を出していきたいところもあるけど、クロスが必要な試合ならクロスを選択するし、試合で必要なことをこの大会を通じてやっていこうと思っている」(角)。

 チームを勝たせるためには個人技が不可欠なことも理解しており、「そこの使い分けが大事」と角。その中でも「今日は自分でやるところとチームの歯車になるところの使い分けが上手くいったと思うし、プロの世界に行けばより個の勝負だと思うのでその使い分けをうまくやっていきたい」とテーマを掲げ、さらなる成長を遂げていくつもりだ。

 そんな角の活躍により、筑波大は堂々の首位でのベスト8進出が確定。準々決勝の相手は関東王者の明治大に決まったが、気後れはない。「明治とやると知った時は思ったより早かったなと思ったし、もっと進んでからやるのかなと思っていた。ただ、いつかやる相手だと思うので今からいい準備をしていきたい」。昨季のインカレ準決勝、今季の関東リーグの優勝争いのリベンジを果たすべく、「栃木の会場で多くの部員が応援に来てくれると思うので、明治をしっかり倒して日本一になりたい」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
●第73回全日本大学選手権(インカレ)特集

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