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明治大GK上林豪がPK戦ストップで2戦連続ヒーロー!!「頼むぞ」「任しとけ」試合前にC大阪同期入団FWとハイタッチ

ゲキサカ / 2024年12月22日 22時31分

明治大GK上林豪がPK戦ストップで2戦連続ヒーロー!!「頼むぞ」「任しとけ」試合前にC大阪同期入団FWとハイタッチ

[12.22 インカレ準々決勝 筑波大0-0(PK4-5)明治大 さくらスタジアム]

 2戦連続の大仕事となった。グループリーグ最終節、後半アディショナルタイムに起死回生のPKストップをみせて明治大(関東1)を敗退の危機から救っていたGK上林豪(4年=C大阪U-18)は、この日の筑波大との大一番でもゴール前に立ちはだかった。

 寒風が吹きつける中での難しいゲーム。試合中からロングボールの処理などには細心の中止を払った。そして最後の最後まで集中を切らさない。最終盤の延長後半アディショナルタイム15分に許したFKの流れからFW内野航太郎(2年=横浜FMユース)に許した決定的なボレーもビッグセーブで弾き出した。

 そして運命を決めるPK戦。上林は先攻の筑波大1人目で蹴った内野のPKを左に飛んでストップ。「タイミングというかボールが出てきた瞬間に来たなと思ったので、手を当てるだけでした」。勢いづけられたチームはその後、5人目までの全員がPKを成功させて、勝ち上がりを決めた。

 内野のPKを止めた後に上林は、進撃の巨人の敬礼ポーズ『心臓を捧げよ!』のパフォーマンスを披露した。内野がゴールを決めたあとに得意とするポーズで、お株を奪うかのようなパフォーマンスだったが、上林は「煽りとかではない」ことを強調。「僕自身明治にすべてをささげてきた4年間だったので、そういう意味を込めました」と充実感たっぷりの様子で振り返った。

 試合前には去り行く仲間の思いも受け取っていた。同会場で行われた第1試合で、大阪体育大が東洋大に敗戦。来季よりセレッソ大阪で一緒にプロ生活をスタートさせるFW古山兼悟(4年=立正大淞南高/C大阪内定)の大学サッカーが一足早く終了していた。「頼むぞ」「任しとけ」。そして軽くハイタッチ。思いを交わすにはそのやり取りだけで十分だった。

 大きな関門を突破したことで、連覇へ大きく前進した。ただあと2試合。気を抜くつもりは当然ない。準決勝の相手は新潟医療福祉大に決定。明大は夏の総理大臣杯で優勝した阪南大に敗れたことからリベンジマッチを期待していたが、その阪南大をグループリーグの戦いで6-2で下した新潟医福大でも、相手にとって不足はない。上林は「相当な攻撃力とチームの一体感があると思う」と警戒を強めると、「明治らしく実直にやれば勝てると思う。今日得た一体感を深めながら、次も無失点で勝ちたいと思います」と力強く話した。

(取材・文 児玉幸洋)
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