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ユース取材ライター陣が推薦する選手権11傑vol.2

ゲキサカ / 2024年12月27日 7時0分

DF竹ノ谷優駕(前橋育英高2年)
一言で言うと、独特のリズムを持っているサイドプレーヤー。鋭い突破からの左足のクロスの精度はずば抜けていて、かつ元々ボランチだったこともあり、縦突破だけではなく中に入ってゲームメイクをすることもできる。見ていてかなりフットボールIQが高い選手だと言う印象を受ける。177cmというサイズも魅力で、攻守両面で存在感を放つ注目の2年生。

MF吉崎太珠(日章学園高1年)
今年は1年生ながら最前線で空中戦の強さとゴール前の落ち着きを見せ、インターハイでは3ゴールとブレイク。身体操作がうまく、競り合って着地してから動き出すスピード、裏に抜け出す瞬間のキレ、そしてポストプレーの質は1年生とは思えない。さらに生粋のストライカーではなく、FW、トップ下、ボランチとしても対応できる守備能力もあり、ここではインサイドハーフとして選出。

MF飯浜空風(流通経済大柏高3年)
このポジションは三鴨奏太(堀越2年)と相当迷ったが、プレミアEASTにおいて攻守両面でリンクマンとしてだけではなく、フィニッシャーとしても大きな存在感を見せる飯浜を選出した。ポジショニングが非常に良く、周りとの距離感を瞬時に読み取って、守備面では個人で寄せたり、複数でコースを限定したりする。攻撃面ではパスで味方を繋ぎながらも、チャンスと見たら一気にアタッキングエリアに入ってフィニッシュまで持って行く。

MF三宅蔵ノ助(滝川二高3年)
180cmのサイズを持ち、ピンと背筋が伸びた姿勢で周りを見渡し、状況認知をしてから的確なポジションを取ってパスを引き出す。そのパスが届いてからは、「いつ見ていた?」と思うタイミングで逆サイドや同サイド、縦のスペースにダイレクトパスや少ないタッチでパスを通す。ショートパス、ミドルパス、ロングパスどれも質が高く、司令塔という言葉がぴったりな選手だ。

FW宮本周征(帝京高2年)
ボディーバランスに優れ、ポケットに侵入して行くドリブルやフリーランニングの質が非常に高く、チャンスを作り出せるアタッカーだ。右足のキックも強烈で、プレースキック、そしてカットインからのシュートは大きな武器。どこからでも狙えるし、ゴールに近づけば近づくほどプレーの引き出しが増えて、相手にとって迫力と怖さを生み出せる魅力的なアタッカーだけに、どうしても選出したかった。

FW大石脩斗(鹿児島城西高2年)
高さ、スピード、技術どれも一級品のプロ注目の2年生ストライカー。彼の最大の特徴は攻撃のマルチロールであること。最前線でポストプレーをしたり、一発で背後を取ったりとストライカーとして躍動するだけではなく、中盤まで落ちてボールを引き出すこともできるし、鋭いターンで瞬時に前を向いてサイドチェンジやスルーパスを通すことができる。サイドでもドリブル突破やスペースの飛び出しも出来、FW、トップ下、サイドハーフ、ボランチとどこで起用しても輝くことができるが、やはり彼はストライカーとして大きくなってほしいと期待を込めて3トップの真ん中に配置した。

FW加藤隆成(帝京大可児高3年)
点を取るという能力に関して言えば、ずば抜けた才能を持っているストライカー。ゴールアプローチが非常に多彩で、左右両足で強烈な一撃もコントロールショットも打てるし、シュートキャンセルからパスやクロスでアシストをすることもできる。だからこそ、彼がアタッキングエリアに入り込んだ時に、DFがシュートかパスか迷うし、その一瞬の隙に決定的な仕事をこなされてしまう。さらに真ん中でもサイドでも能力が発揮できることを評した上で右ウィングとして選出した。

●第103回全国高校サッカー選手権特集

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