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浦和Jrユース11年ぶり日本一弾はスーパーサブFW三角隼人「最後に最高の恩返しができた」小中で全国制覇、来季は名門校で高校サッカーの道へ

ゲキサカ / 2024年12月27日 19時14分

FW三角隼人(3年=レジスタFC)

[12.27 高円宮杯U-15決勝 浦和Jrユース 3-2(延長) G大阪Jrユース 味フィ西]

 浦和レッズジュニアユースを11年ぶりの日本一に導いたのは、出場機会に燃えていたスーパーサブの一発だった。

 試合の均衡が破られたのは2-2の延長後半6分だった。敵陣高い位置でMF中田結万(3年=ファナティコス)がボールを奪うと、MF萩原悠雅(3年=Refino)が素早くつなぎ、FW井原桜太(3年=浦和ジュニア)がカットインシュート。これは相手GKに阻まれたが、こぼれ球の競り合いをFW三角隼人(3年=レジスタFC)が制し、そのままネットに突き刺した。

 三角は後半21分から投入されていたジョーカー起用のストライカー。「本当は最初から出たかったけど、そうはいかなかった中、監督・コーチからもお前が決めてこいと言われていた」。ベンチに控えていた時から「試合に出たすぎて、ちょくちょくベンチのほうを見ながら待ってました」というあふれるモチベーションを見事にぶつけてみせた。

 シーズン途中の怪我をきっかけに先発から外れていたという三角のほか、このプレーに絡んだ中田、萩原も途中出場での大仕事。三角によると、控え選手のモチベーションの高さは「それがレッズの強み」。その中では「サブに回ったからには途中から決めないといけないプレッシャーがあった」というが、重圧を跳ね除けての日本一決定弾に「もう最高です」と喜びを爆発させた。

 小学生時代にレジスタFCでプレーしていた三角は、6年時にJFA第45回全日本U-12サッカー選手権大会制覇を経験しており、これで小中連続での日本一を達成。ただ当時は「右サイドハーフでアシストは多くできたけど、スタートで唯一点を決められなかったのが僕だけだった」という悔いも残しており、自身のゴールで日本一を決められた喜びは格別だったという。

 また「レジスタでは途中までBチームでプレーしていて、最後の最後でAチームに上がって、どこのJから声がかかっていない中、最後にレッズが声をかけてくれた」と浦和への感謝も吐露。最後の大会で11年ぶりのタイトルを残せたことに「レッズには恩返しをずっとしたかったので最後の最後に最高の恩返しができた」と笑みを見せた。

 卒業後はユース昇格を逃したため、名門・帝京高でサッカーを続ける予定。くしくも明日28日、帝京高は全国高校選手権の開幕戦が控えているため、三角も国立競技場で観戦するという。三角の次の目標はその高校選手権。「1年生からベンチに入りたいし、帝京でも選手権に出て、小、中、高と日本一を取りたい」と高らかに夢を誓った。

(取材・文 竹内達也)
●高円宮杯第34回全日本U-15選手権特集

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