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日本一を導く反撃ボレー弾!! 闘い続けた浦和JrユースFW井原桜太「最高の仲間と最高の結果を残せて超嬉しかった」

ゲキサカ / 2024年12月27日 21時59分

攻撃を牽引したFW井原桜太(3年=浦和ジュニア)

[12.27 高円宮杯U-15決勝 浦和Jrユース 3-2(延長) G大阪Jrユース 味フィ西]

 前線で闘い続けて11年ぶりの日本一を導いた。浦和レッズジュニアユースのFW井原桜太(3年=浦和ジュニア)が2点を追う前半32分にボレー弾。延長戦に及ぶ激闘の中でフル出場し、最高の瞬間をピッチで味わった。

 浦和Jrユースは前半30分に2失点目を許したが、井原が流れを引き寄せるべく直後にスーパーゴールを決めてみせた。同32分、MF和田武士(3年=浦和ジュニア)が左サイドから上げたクロスを井原が相手の前に入り込んで左足ダイレクトボレー。豪快な一発ですぐさま1点差に詰め寄った。

 井原は2点のビハインドを背負う中でもプレーに手応えを感じていたといい、「あとは結果だけ、点を決めるだけだった。ゴール前で良いボールが来たから打つしかないという感じで打ちました。結果を出せたので、やってやったという感じがすごいありました」と個人としても勢いに乗るゴールとなった。

 その言葉通り、井原はフィジカル勝負も厭わないプレーを続けて相手の脅威になった。交代出場した選手の活躍ぶりにも奮起しながら、倒れながらもボールをキープするなど延長を含めた100分間で攻撃を牽引。延長後半6分にはカットインから左足を振り抜くと、こぼれ球の争いを制したFW三角隼人(3年=レジスタFC)がゴールネットを揺らして逆転に成功した。

「シュートも打ったし、正直(自分が決めたかったという思いは)ありました」と井原。エースらしく決勝点の場面を振り返りながらも「最高の仲間と最高の結果を残せて超嬉しかった」と優勝の喜びを噛みしめた。

 また、来季からFC琉球のコーチに就任する金生谷仁監督のラストマッチを勝利で飾れたことにも笑顔が溢れた。

 井原はジュニア時代に一際身長が高かったこともあり、「結構ゴリゴリタイプ」な選手だったと当時を振り返る。ただ小学6年生の頃、当時ジュニアの監督だった金生谷氏から「このままじゃお前は中学でいなくなるぞ」と伝えられていたようだ。フィジカルアドバンテージを得ていた選手が周囲にも成長期が訪れたことで伸び悩むことも少なくないが、井原は恩師の言葉を受けたことで「準備できていた」。フィジカル勝負に挑むだけではなく味方との連係でゴールに迫るプレーも意識し、足元の技術を向上。Jrユースの3年間で成長を続け、最後は日本一で締めくくることができた。

 来季からは浦和レッズユースに昇格する。井原は憧れの選手にFWリオネル・メッシを挙げて「推進力あるドリブル、シュート、パスと何でもできる」エースとなるべく、新たな舞台に臨んでいく。

(取材・文 加藤直岐)

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