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どちらが勝っても初優勝!新潟大盛り上がり!?インカレ決勝は稲村擁す東洋大と“シルバーコレクター”返上目指す新潟医福大が激突

ゲキサカ / 2024年12月28日 9時0分

左から東洋大DF稲村隼翔、同MF新井悠太、新潟医福大MF松本天夢、同FW吉田晃盛

 第73回全日本大学サッカー選手権(インカレ)の決勝が28日に行われ、東洋大(関東3)と新潟医療福祉大(北信越1)が激突する。

 どちらが勝っても初優勝の対戦になる。東洋大はインカレは3度目の出場だが、過去2度はいずれも2回戦で敗退。ただ今季は関東大学リーグ1部で過去最高の3位と好成績を残してインカレにやってきた。

 今大会でも予選ラウンドで札幌大(北海道1)に5-2で快勝すると、岐阜で戦った決勝ラウンドのグループリーグでは首位通過。そして準々決勝で大阪体育大(関西4)に3-1、準決勝では桐蔭横浜大(関東7)を1-0で下して、初の決勝へと勝ち上がった。

 一方の新潟医福大は、2年ぶり2回目の決勝進出になる。2年前の決勝では桐蔭横浜大と国立競技場で対戦したが、FW山田新(現川崎F)に後半アディショナルタイムの決勝弾を許し、涙をのんだ。そして今年の夏に行った総理大臣杯でも決勝に進んだが、阪南大に1-2で敗戦。3度目の正直で悲願の日本一、“シルバーコレクター”の返上を目指す戦いになる。

 そして今大会は夏の悔しさをバネに、よりパワーアップした姿をみせている。予選ラウンドで日本文理大(九州3)に5-0で圧勝すると、大阪で行ったグループリーグでは、唯一の3連勝で突破。最終節では総理大臣杯決勝の再戦となった阪南大を6-2で下してリベンジを果たした。そして準々決勝では日本大(関東6)を2-1で逆転で下すと、準決勝では関東王者の明治大をPK戦の末に下して、夏冬連続の決勝へと勝ち上がった。

 新潟が盛り上がる対戦にもなりそうだ。新潟医福大はもちろん、東洋大DF稲村隼翔(4年=前橋育英高)は卒業後のアルビレックス新潟入団を内定。そして今季は特別指定選手として大ブレイクを果たした。また東洋大にはMF新井悠太(4年=前橋育英高/東京V内定)や主将MF中山昂大(4年=大宮U18/大宮内定)ら、現時点でJリーグ内定選手が7人在籍しており、攻守のバランスの良さは今大会でも屈指のものがある。

 ただし新潟医福大も準決勝で出場停止だった主将DF秋元琉星(4年=青森山田高/群馬内定)が決勝では復帰する。また卒業後の長崎入りを決めているテクニシャンのMF松本天夢(4年=高崎経済大附高/長崎内定)、先輩である千葉で大活躍するFW小森飛絢をほうふつとさせる点取り屋のFW吉田晃盛(3年=九州国際大付高)、稲村と中学時代(FC東京U-15深川)時代の同僚で、当時から絶対的エースとして活躍してきたFW青木友佑(4年=FC東京U-18)ら、タレント力でも負けていない。

 ちなみに26日に行われた第33回全日本大学女子サッカー選手権の2回戦で、東洋大と新潟医福大の女子チームが対戦。“前哨戦”は3-0で東洋大が勝利した。男女W優勝を狙う東洋大が一足先に男子優勝を決めるか、それとも新潟医福大が女子チームのリベンジと悲願の日本一を掴むか。決勝は栃木県グリーンスタジアムで12時にキックオフする。
●第73回全日本大学選手権(インカレ)特集

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