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「21年間生きてきて一番しんどかった」東海学園大主将を救った母の言葉…スピードと技術で爪痕残したMF村田達哉は感謝を胸にサッカー人生続行へ

ゲキサカ / 2024年12月29日 10時0分

 なかなか勝てないチーム状態だけでなく、当時は「進路も決まっていなかったし、将来もすごく心配になっていた」という時期。そこでかけられたシンプルな言葉が村田の背中を押していた。

「そこで『一番の味方がいるよ』ってことを伝えてくれて……。初めて人に相談できたこともそうだし、そこでやっと解放されて、気持ちが楽になりました。本当に感謝しかないですね」。涙声でそう明かしてくれた。

 母親に相談した頃にはチーム状態も上向き、連勝を続けて上位に復帰。夏の総理大臣杯の出場を逃し、チームを背負う重圧は依然としてのしかかり続けていたものの、個人の面では「とにかく自分のことは心配せずに大好きなサッカーを続けていこうと思った」と前向きに踏み切ることができ、無事に2大会連続のインカレ出場に漕ぎ着けた。

 そのメンタリティーは大会が終わった今も変わらない。村田は「進路はまだ決まっていなくて、サッカーは続けようと思っているんですけど、まだ自分は成長段階だと思っているので、自分が成長できるところに入れれば」と考えており、安定志向よりも成長志向で進路を選ぶ構えだ。

 サッカー選手として生きていくのは茨の道。ただ、そこで支えになるのは「こんなしんどい経験、今後の人生でさせてもらえるのかなってくらい」(村田)の1年間を乗り越えてきた自負だ。将来的にはJリーグへのステップアップにも意欲。「そういう高い舞台で自分がどれだけできるかを証明したい。まずはこれからの自分の成長を楽しみにやっていきたいなと思います」と言い切った。

(取材・文 竹内達也)
●第73回全日本大学選手権(インカレ)特集

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