インカレMIP受賞も新潟医療福祉大MF松本天夢「優勝できず悔しい思いが強かった」来季は心躍る“新スタジアム”で躍動を
ゲキサカ / 2024年12月29日 11時35分
[12.28 インカレ決勝 東洋大1-0新潟医療福祉大 栃木県グリーンスタジアム]
新潟医療福祉大のMF松本天夢(4年=高崎経済大附高/長崎)が第73回全日本大学サッカー選手権(インカレ)で、準々決勝進出8チームの中から最も印象に残った選手に贈られるMIPに選出された。ただチームは決勝で敗れて2022年のインカレ、今夏の総理大臣杯に続く3度目の全国準優勝。MIP受賞にも「優勝できず悔しい思いが強かった」と唇を噛んだ。
松本は10番を背負って新潟医療福祉大の攻撃を牽引。予選ラウンドでハットトリックを達成してチームを決勝ラウンドに導くと、準々決勝では終盤のPKを決めて勝利に貢献した。
迎えた決勝では3度目の正直を目指して東洋大と対戦。「大学最後の試合ということもあって絶対に勝ってやろうという強い気持ち」で臨むも、PKの1点に泣いて敗れた。カウンターを軸にゴールを狙ったが、「攻撃のクオリティーが全国だとまだ足りなかった」と無得点の結果を受け止めた。
今大会の活躍がMIPとして評価されたことには一定の喜びを示しつつも、準優勝の悔しさを強く感じるところ。松本は「上手い選手が多いので、自分たちが成し遂げられなかった優勝を成し遂げてほしい」と後輩に日本一の夢を託した。
来季からはV・ファーレン長崎でプロキャリアをスタートさせる。選手のレベルの高さや環境面に魅力を感じて決めた新天地。出場こそなかったものの、10月の鹿児島ユナイテッドFC戦(◯4-1)でベンチ入りを果たして新ホームスタジアムの雰囲気も体感した。「観客との距離とかめっちゃ近くて、めちゃめちゃ凄かったです」と振り返り、臨場感あふれる舞台で持ち前の攻撃センスを発揮するのを心待ちにしている様子だ。
「(新潟医療福祉大での4年間は)寮が初めてだし、自分は他のユースとかに比べると結構無名な高校に近い。その中でやっていけるかという不安が最初はあったりしました。それでもこうしてプロになれたので、来てよかったと思っています」。3度の全国準優勝の悔しさと新潟で培ったかけがえのない経験。4年間が詰まったMIPトロフィーを手に、松本はJリーグへと挑んでいく。
(取材・文 加藤直岐)
●第73回全日本大学選手権(インカレ)特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
来季は長崎へ…新潟医福大MF松本天夢は印象に残った選手賞“MIP”受賞(5枚)
ゲキサカ / 2024年12月29日 6時41分
-
先輩FW小森飛絢から激励も…DF秋元琉星は青森山田、そして新潟医福大では3度の全国準V「決勝に立つたびに…」
ゲキサカ / 2024年12月28日 22時3分
-
インカレMVPは東洋大の東京V内定MF新井悠太! 得点王は桐蔭横浜大の新潟内定FW笠井佳祐が受賞:表彰一覧
ゲキサカ / 2024年12月28日 14時18分
-
どちらが勝っても初優勝!新潟大盛り上がり!?インカレ決勝は稲村擁す東洋大と“シルバーコレクター”返上目指す新潟医福大が激突
ゲキサカ / 2024年12月28日 9時0分
-
全国制覇の“分かれ目”は「小さいところの差」雪辱果たす新潟医療福祉大MF田澤夢積の勝ち越し弾
ゲキサカ / 2024年12月22日 5時35分
ランキング
-
1卓球・早田ひなが3回戦へ スターコンテンダー・ドーハ
共同通信 / 2025年1月10日 10時24分
-
2ヌートバー、年俸合意ならず調停へ…米報道 球団は複数年模索、交渉継続は可能
Full-Count / 2025年1月10日 8時10分
-
3佐々木朗希が大谷やダルを"排除”…交渉で選手同席を不可にした「本当の理由」とは
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月10日 11時41分
-
4大谷翔平「3年連続MVP獲得」に“立ちはだかる壁”。二刀流復帰で成績が激変する今年の“活躍のカギ”は
日刊SPA! / 2025年1月10日 8時54分
-
5ソフトバンク入団の上沢直之、「悪者になるのはおかしい」元楽天監督が擁護...「我がままでも天狗でもない」
J-CASTニュース / 2025年1月10日 11時27分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください