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初出場・金沢学院大附がPK戦を制して選手権2回戦へ!! 鹿児島城西はゴール前に要塞築くも初戦敗退

ゲキサカ / 2024年12月29日 14時13分

PK戦での決着

[12.29 選手権1回戦 金沢学院大附高 0-0(PK4-3) 鹿児島城西高 U等々力]

 第103回全国高校サッカー選手権1回戦が29日、各地で開催された。初出場の金沢学院大附高(石川)が8年ぶり8回目の出場となる鹿児島城西高(鹿児島)を0-0(PK4-3)で下して2回戦に進んだ。

 金沢学院大附はキックオフの流れからFW丸山幹太(3年)がファーストシュート。鹿児島城西も直後にMF柳真生(3年)がペナルティエリア内から右足を振ったが、枠の上に外れた。前半5分には鹿児島城西のDF福留大和(3年)がU-17日本代表FW大石脩斗(2年)とのワンツーからシュートを放つも、GK石山アレックス(2年)にセーブされた。

 金沢学院大附は持ち前のパスワークで試合を展開。前半14分にはゴールキックからのビルドアップで相手のプレスをいなして敵陣まで繋いでいき、最後は左からのクロスをMF岡山拓未(3年)が合わせたが、ボールは枠の右に逸れていった。続く同28分、DF山下聖真(3年)のロングフィードで岡山が抜け出してPA内に侵入。しかしDF常眞亜斗(2年)が鮮やかなスライディングで対応し、シュートを打たせなかった。

 なおも金沢学院大附は前半35分、FW家邉凛太朗(2年)が右サイドのDF嶺野悠斗(3年)に展開し、戻しを受けてマイナス方向へクロス。丸山がフリーで合わせたボールはゴール右隅を捉えるも、ゴールラインの手前にいた常眞のスーパーブロックに遭った。

 鹿児島城西はハーフタイム明けから福留が脳震盪疑いにより、MF中村颯太(2年)とともに交代。DF當眞竜雅(3年)とDF中村慶登(3年)が投入された。立ち上がりから主導権を握ると後半7分、MF柳真生(3年)が左サイドから蹴ったFKを當眞がヒールシュートで合わせるも、GKに防がれた。同11分には柳のロングスローをDF浮邉泰士(2年)がバックヘッドでゴールを狙ったが、クロスバーをかすめて枠の上に外れた。

 MF今鷹陸(3年)を軸にチャンスを伺う金沢学院大附だが、シュートに持ち込めない時間が続いて後半も中盤から終盤へと突入する。それでも集中した守備を続けると、後半34分にはCKからチャンス。ゴール前で混戦となり、GK藤吉純誠(3年)が弾いたこぼれを當眞が押し込もうとシュートしたが、ゴールカバーに入っていた岡山にクリアされた。さらに金沢学院大附は同36分にFKのこぼれを、その2次攻撃から先制点を狙って立て続けにシュートを放つも、鹿児島城西の常眞と浮邉にゴール前でクリアされた。

 80分間の戦いを終えて両チームとも得点することはできず、PK戦に突入した。両チームとも3人目まで成功する中、4人目は鹿児島城西のGK藤吉と金沢学院大附の石山が揃ってセーブ。5人目は先攻の金沢学院大附が成功するも、後攻の鹿児島城西は大石のシュートがクロスバーに直撃。金沢学院大附が2回戦に進み、帝京高(東京B)と対戦する。

(取材・文 加藤直岐)
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