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敗退直後にあふれ出た涙…専大北上DF成田大悟「勝てなくて悔しいではなく、やってきたことが出せなかったことが悔しい」

ゲキサカ / 2024年12月30日 1時7分

専修大北上高(岩手)DF成田大悟(3年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[12.29 選手権1回戦 専大北上高 0-2 高知高 駒場]

 試合終了のホイッスルが吹かれて初戦敗退が決まると、涙をこらえることができなかった。専修大北上高(岩手)のキャプテンを務めるDF成田大悟(3年)は「悔しかった」と涙の理由を明かした。

 立ち上がりから高知に主導権を握られた。 FW門田翔平(3年)とMF西森吏玖(3年)が放り込むロングスローの対応に苦しみ、相手の攻守の切り替えの早さに手を焼くなど、なかなか敵陣へとボールを運べない。

 前半12分にロングスローの流れから先制点を奪われると、後半20分には追加点を献上。「1失点目は前半の早い時間だったので『まだまだ行ける』と思ったけど、2失点目ですごく焦りが出てしまった」。反撃を試みるもゴールは生まれずに0-2のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

 自然と涙が出てきた。3年間積み上げてきたものが、この試合で出せなかったことに対し、悔しさが込み上げてきたという。「悔しかった。勝てなくて悔しいというよりも、自分たちがやってきたことが出せなかったことにすごく悔しい思いがあった。3年間の集大成の選手権が、1試合の80分で終わってしまっただけでなく、80分間で自分たちがやってきたことを出せなかったのは実力不足だった」。

 だからこそ、後輩に伝えたい思いがある。「3年間、日々やってきたことをぶつけることに意味があると思う」と話すとともに、「僕たちは県大会で勝ち上がることに精一杯になってしまっていたけど、後輩は全国を経験しています。全国に来るのが目標ではなく、全国で勝ち上がることを目標にして頑張ってほしい」とメッセージを届けた。

 後輩たちとともに全国の舞台を味わった成田の高校サッカーは、この日で幕を閉じる。「あっという間」だったという3年間で成長を遂げた男は、新たな道を歩み始める。

(取材・文 折戸岳彦)
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