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[MOM4985]札幌大谷FW真浦劉(3年)_弱気な自分は夏のあの日に置いてきた。11番のストライカーが感謝と恩返しの「3年間のベストゴール」!

ゲキサカ / 2024年12月30日 18時42分

 真浦は1点をリードしていた後半39分に交代で下がると、チームはアディショナルタイムにまさかの同点ゴールを献上。激闘のPK戦はベンチから見守っていた。

「『PK戦だったら負けない』という自信はチームとしてあって、絶対にみんな決めてくれるし、キーパーの高路地(琉葦)も止めてくれると信じていたので、安心して見れたんですけど、やっぱり長く感じましたし、2回も自分たちが外して、もう決められたら終わりというシーンがあった中で、最後に勝ち切れたというのは本当に大きなことだと思います」。12-11という凄まじいスコアのPK戦を制すると、真浦の表情にも大きな笑顔が広がった。


 この夏のインターハイ2回戦。札幌大谷はプレミアリーグEAST所属の強豪・市立船橋高と対峙したが、ビハインドを追い掛ける得点が必要な展開の中で、ベンチスタートだった真浦には最後まで出場機会が回ってこなかった。

「自分も試合に出たい気持ちはありましたし、出られなかったのは悔しかったですけど、その時はメンタルの部分で、『今自分が出てもチームの迷惑になっちゃうかな』という部分もあったんですよね……」。試合に出られなかったことはもちろんだが、フォワードとして自信を持ち切れない自分に対しても、悔しさがあったという。

 改めて気持ちのスイッチを押してくれたのは、真浦同様にインターハイではスタメンを外れていたチームメイトだった。

「チームメイトの森詩音(DF、3年)がケガから復帰したタイミングで、『お互い一緒に頑張ろう』と声を掛けてくれたので、詩音の支えがあったことで、そこからもう1回スイッチを入れられましたし、『絶対に詩音と一緒に選手権に行って、良い景色を見れたらいいな』という想いで練習してきました」。

 この日の2人はそろってスタメンのピッチを踏みしめ、真浦は得点まで記録。努力の継続が結果に繋がったことについて、「今日のゴールは今後の人生においても、努力してきたことが報われるということを、結果で見せられるゴールだったなと思います」とストライカーは笑顔を浮かべながら口にした。


 2回戦で向かい合うのは、プレミアリーグ王者であり、優勝候補筆頭とも称されている大津高(熊本)。相手にとって不足はない。ただただ今の自分にできることを100パーセントでぶつけるだけだ。

「大津さんは優勝候補と言われていて、苦しい戦いになるのは目に見えていますけど、よりこのチームで長く試合をして、最後に良い思い出を作れたらいいなと思っているので、そこに結果で貢献したいですね。大津さん相手にもゴールを決められるように頑張っていきたいです」。

 弱気な自分は、夏のあの日に置いてきた。このポジションを任されているのであれば、目指すのはもうゴール一択。アグレッシブさを取り戻した真浦の得点感覚が、ジャイアントキリングを虎視眈々と狙う札幌大谷にとって、極めて大事な武器であることに疑いの余地はない。

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