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帝京大可児が圧巻5発ゴールショーで初戦突破!! 全国通算10点目のエースFW加藤隆成ら「日本一狙う」充実の黄金世代

ゲキサカ / 2025年1月1日 1時14分

初戦突破を果たした帝京大可児高(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[12.31 選手権2回戦 帝京大可児高 5-1 大分鶴崎高 味フィ西]

 第103回全国高校サッカー選手権は31日、2回戦を各地で行い、味の素フィールド西が丘での第1試合は帝京大可児高(岐阜)が大分鶴崎高(大分)を5-1で破った。帝京大可児は自慢のパスサッカーが時間を追うごとに機能し、圧巻のゴールラッシュで2年連続の初戦突破。来年1月2日の3回戦では、前橋育英高(群馬)との優勝候補対決に挑む。

 6年連続11回目の出場を果たした常連校・帝京大可児と、14年ぶり7回目の出場となった伝統校・大分鶴崎との今大会初戦。ともに県予選決勝と同じスターティングメンバーを並べ、帝京大可児は4-2-3-1、大分鶴崎は4-3-3のシステムで臨んだ。

 序盤の主導権を握ったのは大分鶴崎。マンツーマンの守備で帝京大可児のパスワークを阻み、帝京大可児のお株を奪うようなパスワークで前進すると、MF野々下蒼斗(3年=カティオーラFC U-15)と184cmの長身MF河野歩夢(2年=大分U-15)のインサイドハーフコンビが積極的に前へ。前半5分には野々下、同7分にはDF高野将大(2年=大分U-15)が惜しいシュートを放った。

 一方の帝京大可児はも前半9分、ゲームメーカーを担うMF松井空音(3年=FCフェルボールテクニコ)のスルーパスがFW加藤隆成(3年=帝京大可児中)に入り、ようやくファーストチャンス。だが、ここは大分鶴崎DF吉元俊輔(2年=カティオーラFC U-15)が身体を入れ、完璧なカバーリングで侵入を許さない。

 また帝京大可児は前半12分、MF明石望来(3年=FCフェルボール愛知)の斜めのパスを加藤がワンタッチで落とし、左SBから攻め上がっていたDF石田凱大(3年=FCフェルボール愛知)が狙う。これも大分鶴崎の187cm長身GK大倉公亮(2年=大分U-15)のファインセーブに阻まれた。

 それでも帝京大可児は前半22分、岐阜県予選21ゴールの絶対的エースが試合を動かした。石田が献身的なプレスバックでボールを奪い、縦パスをMF青木嘉宏(2年=愛知FC庄内U-15)がワンタッチで落とすと、松井の左足浮き球パスがゴール前へ。これに加藤が完璧なタイミングで抜け出すと、最後は自分の間合いでGKを外し、右足シュートを流し込んだ。

 仲井正剛監督が「最初は相手の守備がマンツーマン気味だったので戸惑っていたけど、個の駆け引きから背後を取れたのはすごく良かった」と評した一撃。1年時の全国選手権からメンバー入りしている加藤にとっては昨季選手権に続く2年連続でのゴールとなった。またインターハイでも昨季3ゴール、今季4ゴールを記録しており、全国通算10点目の大台にも乗せた。

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