昨年夏王者・明秀日立が3回戦へ! 近大和歌山を完全封印、夏以降に成長した決定力で2ゴールこじ開ける

　明秀日立は2日には帝京と対戦する。「相手の分析はちゃんとするにしても、自分たちで前半固くなったらボールを動かす質を上げることや、得点をきちっと取ること、無失点で守り切るというところは、相手どうこうじゃない」(萬場監督)。ベクトルを自らに向けながら、次戦への集中を高めていた。

　近大和歌山の藪真啓監督は隙を突かれた2失点を悔やむ。「(セットプレーは気になっていた5番(菅野)のマークにどう対応するかというところで、自分たちの準備も不足した。2失点目のミドルも、準備しているつもりだったけど何か足りなかった」。公式記録上ではシュート0本に終わった。攻撃陣の動きに「今日は体が動けていたし、チャンスだった」と称えながらも「相手のミドルではないけど、思い切りがあれば」とわずかな差を感じていた。

(取材・文　石川祐介)
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