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J内定MFも「凄い」と認める突破力の持ち主。流経大柏の2年生FW安藤晃希が選手権初ゴール

ゲキサカ / 2025年1月1日 11時18分

後半26分、流通経済大柏高は交代出場のFW安藤晃希(2年=tfaジュニアユース出身)がゴール

[12.31 選手権2回戦 流通経済大柏高 5-0 佐賀東高 柏の葉]

 名門校期待の2年生アタッカーが選手権初ゴールを決めた。流通経済大柏高(千葉)FW安藤晃希(2年=tfaジュニアユース出身)は3-0の後半23分からピッチへ。すると、その3分後にPAでクロスのこぼれ球を拾い、冷静にGKをかわして右足シュートを決めた。

 安藤は圧倒的なスピード、突破力が武器。コーチ陣が高く評価し、富山内定の技巧派MF亀田歩夢(3年)も「自分とは違うプレースタイルの中で、やっぱ自分以上のプレーができるところはありますし、突破のところはやっぱ彼凄いんで。いいライバルとしてやっています」という注目株だ。

 その2年生がブレイクのきっかけになりそうなゴール。「正直、出る前はちょっと緊張があって。自分の武器っていうのがどれぐらい通用するのかなっていう不安だったりあると思うんですけど、やっぱ今日のゴールでそこの不安はもうなくなったんで、次の3回戦はもっと自分の良さが出せると思います」と頷いた。

 今大会で自分の存在をアピールする。「2年生なんで、この大会でブレイクしていくことによって、プロの注目が多くなるんじゃないかなって。スピードに乗った時の縦への突破だったり、何人も抜くっていう、そういうのは見て欲しいです」と意気込んだ。

 チームからの期待も感じている。「その突破力を信じて、エノさん(榎本雅大監督)とかスタッフ陣は信じて使ってくれてるので、なるべく期待に応えたいなって思います」。県予選決勝は先発出場しているが、交代出場でも「自分がアクセントになって、攻撃ドリブルで違いを作れればいい」と与えられた場所で結果を出すことを考えている。

 憧れの存在は日本代表MF三笘薫だ。「自分との違いっていうのは、三笘選手はやっぱドリブルしながらもパスを出せるっていうか、周りに出してクロスも上手いし、周りを見れるっていうのがやっぱ自分との大きな違いかなと思う。視野を広くして、三笘選手みたいな突破だけじゃなくて周りを活かせれるような選手にもなりたいなと思います」。今冬の大舞台での経験も活かして得点力、安定感という課題も改善し、目標とする選手に近づく。
(写真協力=高校サッカー年鑑)
(取材・文 吉田太郎)

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