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7年ぶり選手権勝利で“強い滝二”の片鱗も…三宅蔵ノ助は2回戦敗退に悔しさ「1勝しかできなかった」

ゲキサカ / 2025年1月1日 17時19分

MF三宅蔵ノ助(3年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[12.31 選手権2回戦 東北学院高 1-0 滝川二高 ニッパツ]

 選手権での勝利は2017年大会以来となった。滝川二高は1回戦で山梨学院高に勝利するも、2回戦で東北学院高に敗戦。MF三宅蔵ノ助(3年)は「もっともっと上の戦いに滝二はいるべきだと思っている。そこは後輩にがんばってもらいたい」と思いを託した。

 3大会ぶりの選手権で、三宅はキャプテンとして、10番を背負う者としてチームをけん引した。1回戦・山梨学院戦では終盤のPK獲得からキッカーを務めて決勝ゴール。7年ぶりに選手権で白星を手にした。2010年度に夏のインターハイ準優勝、冬の選手権優勝を果たした強豪の片鱗を再び垣間見せた。

 しかし、2回戦では東北学院の堅守に苦戦する。三宅は持ち前のパスセンスを魅せるも前半28分、31分の決定機は決め切れず。後半31分に失点を喫すると、35分には三宅がゴール前のボールをワンタッチで押し込むが、相手GKのセーブに阻まれた。

「自分にもチャンスはあったけど決め切れなかった。チーム全体としてその課題は一年間出ていて、その部分が成長できなかったことで、自分たちの弱さが出た」(三宅)。13本のシュートを放ったが、1点が遠いまま試合終了となった。

 選手権の1勝で得た自信の中にわずかな慢心もあったのかもしれない。「1勝して自分たちはできると思うのはいいこと。だけど、今日の試合に対する思いをもっと重要視して、この一戦に対する思いはもっと熱くできた。その部分がもっと足らなかった」。三宅は静かに接戦の末に屈した理由を見出していた。

 高校サッカーは終わり、三宅は大学サッカーの道へ。大学進学は関西学院大でサッカーを続ける兄・三宅凌太郎の影響も少なからずあったという。「今日の試合でもやっぱり決定力。自分が試合を決め切ることができなかった。その能力はもっとつけていかないといけない。そこはもっと努力したい」。悔しさから生まれた伸びしろを、新たな舞台で4年間磨いていく。

(取材・文 石川祐介)
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