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父も袖を通した紫のユニフォームを纏って全国舞台で躍動!堀越FW高橋李来が貴重な先制弾で初戦突破に貢献!

ゲキサカ / 2025年1月1日 19時25分

「ポストプレーやキープしてくれるところはチームも助かりますし、プラスになる中で、決定力が伴わないということは彼自身も言っていて。でも、今日はあの1点を決めてくれて、実際にあそこから流れもこっちに傾いてきましたし、自分たちもやりやすくなったというところで、チームとしても、彼自身にとっても、凄くプラスになるゴールだったかなと思います」。

 高橋はゴールを決めた4分後に交代で下がったものの、チームは後半アディショナルタイムにFW三鴨奏太(2年)が追加点を沈めて、2-0で勝利。試合後には11番のスコアラーにも笑顔が広がった。


 同じ2年生フォワードの三鴨に周囲の注目が集まる中、この日はそろってゴールを記録しているが、あまり前線でコンビを組む“相方”へのライバル心のようなものは、持ち合わせていないという。

「『自分が活躍してやる』という気持ちは常に持っていて、それは人と比べるのではなくて、常に自分にベクトルを向けようとは思っていますね。その中で今日は内容というより結果が出せたので、そこは1つ良かったところかなと思います」。人と比較するよりも、まずは自分が何をすべきかにフォーカスし続けている。

 背番号には少しだけこだわりがあるそうだ。「中学の時にも11番を付けていて、高校でも1年生の時に1回だけTリーグでベンチに入ったことがあって、その時にも11番を付けさせてもらったので、『今年は付けたいな』と思って自分で選びました。もともと好きな番号でもありますね」。

 まずはアピールできた『堀越の11番』を、より多くの人に印象付けるには、ここからもゴールを獲り続けるしかない。実は高橋の父も高校時代は堀越のサッカー部に在籍していたが、3年間で選手権出場は叶わなかっただけに、当時と同じ紫のユニフォームに袖を通して、全国の舞台で躍動する決意もしっかりと持ち合わせている。

 次戦へ向けての意気込みを尋ねると、それまでより少しだけ言葉に力がこもる。「3年生は試合中もいろいろな声掛けをしてくれて、そこは凄く信頼しているので、だからこそ自分が点を獲って、チームを勝たせたい想いは強いです。次の試合も自分でもっとゴールに関わっていくシーンを増やして、得点も獲って、アシストもしたいと思います」。

 ここまで支えてきてくれた家族のために、まだまだ一緒に戦いたい信頼する3年生のために、そして、たゆまぬ努力を重ねてきた自分のために、高橋李空は次の試合もボールを収め、前からのプレスに奔走し、チームを勝利に導くゴールも必ず奪ってみせる。

(取材・文 土屋雅史)
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