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[MOM5008]東海大相模FW辻将輝(3年)_体操、水泳を経てサッカーは中学から。きっかけの大舞台で8強入りへのダメ押し弾

ゲキサカ / 2025年1月2日 23時9分

東海大相模高FW辻将輝(3年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ Sponsored by アディダス ジャパン]
[1.2 選手権3回戦 東北学院高 0-3 東海大相模高 U等々力]

 勝利を決定づけるダメ押しゴールを決めた。東海大相模高FW辻将輝(3年)は2-0で迎えた後半31分に3点目。初出場の選手権でベスト8入りを果たした。

 前半は早い段階でリードを奪いながらも、東北学院高にペースを奪われた。「自分たちのパスミスでちょっと合わないところがあって、リズムを作れなかった」(辻)。後半に入ると、少しずつ流れを掴み始め、後半31分に辻がダメを押した。

 MF沖本陸(3年)が敵陣PA内に入り、PA右にボールがこぼれる。FW西田蓮(3年)がすばやく回収して深い位置に入り込んだ瞬間、東北学院の選手たちの目が西田に集中した。辻は「みんなボールウォッチャーになっていた。その背後にスペースがあった」と見極めるやいなや、一気に距離を詰める。「そこにボールが来ると信じて走った」。西田のクロスを胸トラップで収め、豪快に右足シュートを叩き込んだ。

 サッカーを本格的に始めたのは中学に入学してから。それまでは体操や水泳など両親の薦めでいろんな競技をしていた。サッカーは地元のチームに入ってはいたが、練習には行っていなかった。

 きっかけは今、自らが立っている場所。「選手権という舞台をテレビでいち視聴者として見ていた。全国大会のピッチでプレーする選手たちにすごく刺激を受けて、自分もこのピッチに立ちたいと、立ってプレーしたいと思った」。中1から本格的にサッカーを始めたが、幼いころからサッカーに染まっていた周囲とのレベル差を知る。

「みんな小学校6年間でサッカーをやっているなか、自分は中学生から。サッカーのイロハや技術はまったくなかった」。辻はがむしゃらに練習に励みながらも、思考を巡らせて自分の武器も見出す。中学3年間で磨いたのはドリブルや1対1。さらに両利きで蹴れることも意識した。「高校年代で他の人と違いを作るということで、両足で蹴れるようになれば大きなアドバンテージになる」。チームの練習が始まる前に、グラウンドの壁に向かって左足の練習を続けた。

 そして、夢に見た選手権の舞台に立った。辻は2回戦では右サイドで、3回戦では左サイドでプレー。「このチームの最大の強み」と有馬信二監督が語るサイドプレーヤーの主力として、初出場にしてベスト8進出に大きく貢献した。

「新しい歴史を自分たちで切り拓けたことはひとつよかった」。そう語る辻だが、すでに目線は先を向いている。「だけど、ベスト8でなく日本一長い冬を過ごせるように」と見据えるのは頂点だ。「ここで満足することなく、一戦必勝で地に足つけて、次の試合に向けていい挑戦ができれば」。選手権に立つために続けてきた努力を、今こそ発揮し続けていく。
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(取材・文 石川祐介)
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