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選手権で8か月ぶり先発復帰「1点でも多く決めて貢献したい」、病に苦しんだ東海大相模・巨躯FW山田大樹が疾走

ゲキサカ / 2025年1月3日 17時41分

東海大相模高FW山田大樹(3年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.2 選手権3回戦 東北学院高 0-3 東海大相模高 U等々力]

 昨年5月以来のスタメン復帰に奮闘した。東海大相模高FW山田大樹(3年)は右サイドハーフとして後半22分までプレー。「自分的には一番(得意)」というポジションに入ると、182cmの巨躯を生かして猛スピードでサイドを駆け抜けた。

 持ち味であるスピードを発揮したのは後半20分。右サイド前方のスペースにボールが出ると、追いかける相手2選手の背中から山田が急加速で抜き去っていき、チャンスを作った。自身が胸を張る一番の武器を発揮した瞬間だった。

 山田の父はラグビー選手である晋司さん。幼いころからサッカー以外のスポーツも身近にある環境だったが、山田は「一番楽しいので」とサッカーを選択した。ラグビーを選ばなかった理由は「タックルが怖かったので(笑)」と幼いころのエピソードを明かす。

 有馬信二監督も「もともとは9番のスタメン」と太鼓判を押す山田だが、2024年の前半は苦しんだ。最後の先発は5月5日の関東大会神奈川県予選準決勝・日大藤沢戦(●1-2)。その後は肉離れに苦しみ、咳も3週間続いた。インターハイ県予選後に肺炎と判明。インターハイ本大会直前に復帰したが、パフォーマンスが戻るまでに時間を要した。

 全国の舞台では見せ場を作っている。2回戦・草津東戦では後半35分から途中出場し、1-1で迎えた後半アディショナルタイム4分過ぎにボレーシュート。クロスバーを直撃したが、DF佐藤碧(3年)の逆転ゴールにつながった。

 3回戦での先発復帰には「一番チームに貢献できる」と力を込める。「1点でも多く点を決めてチームに貢献したい」。高校生活最後の晴れ舞台で、後悔なく全力を尽くすつもりだ。

(取材・文 石川祐介)
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