ロングスローの流れから2Gの上田西、鈴木悠杏主将曰くスローワーを鍛える秘策は「タイヤ」
ゲキサカ / 2025年1月4日 10時0分
[1.2 選手権3回戦 矢板中央高 0-2 上田西高 フクアリ]
高校サッカーでゴールを奪う貴重な武器となっているロングスロー。上田西高(長野)が選手権3回戦で矢板中央高(栃木)からあげた2ゴールも、ロングスローが起点となっていた。
1点目はFW松本翔琉(3年)のロングスローから。松本が矢板中央ゴール前に入れたスローインを矢板中央DFが跳ね返すと、再び右サイドの松本にボールがわたる。混戦になるとDF和泉亮哉(3年)が左足でシュートを狙う。GKが弾いたところをDF東風谷崇太(3年)が押し込んだ。
2点目はロングスローがアシストに。途中出場のDF山浦琉央(3年)のロングスローを、ゴール前でFW柳沢纏(3年)が頭で合わせた。「思いっきり中に投げれば、みんな勢いよく入ってくれると思ったので、そういう部分で信頼関係はありました」と山浦は得点シーンを振り返った。
じつは山浦は「矢板中央は体が強いので、セットプレーからの得点はあまり考えてなかった」と試合前に考えていたようだ。いざ試合がはじまり、松本のロングスローを見て、「意外とロングスローもいけるな」と修正。白尾秀人監督からピッチに送り込まれる際にも「どこからでも投げてチャンスをつくれ」と指示を受けていた。
主将のMF鈴木悠杏(3年)は、上田西のロングスローについて、「フィジカルのときにタイヤを投げてるんで」と練習での取り組みを明かす。「タイヤを下から上に投げると、自然と飛ぶようになります」。実際、鈴木自身もスローインの飛距離が伸びているという。
矢板中央戦では、ロングスローからゴールを奪いつつ、17本のシュート浴びながらも粘り強い守備で完封に成功、「失点になりそうな場面が多かったんですけど、とにかくゴールを割らせないことはできたので、そこは自信になりました」と鈴木は成長を感じている。
インターハイ、選手権を通して鈴木の代では初の全国でも、「そこまでプレッシャーなく、すごく楽しんでプレーできています」と笑みを浮かべる。上田西の過去最高成績であるベスト4入りをかけて、準々決勝では優勝候補の一角、流通経済大柏高(千葉)と対戦する。「ここまで来たら、自分たちより格上ってことは想定内なので、自分たちのサッカーをやって勝ちたいです」。10番を背負うキャプテンは、力強く答えた。
(取材・文 奥山典幸)
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