先制被弾、PK失敗、ゴール取消し、エース退場…窮地レアルがスペクタクルな逆転劇で首位浮上! 指揮官「説明するのは難しい」「10人になって良くなった」
ゲキサカ / 2025年1月4日 14時34分
ラ・リーガ第12節延期分が3日に行われ、レアル・マドリーは敵地でバレンシアに2-1で勝利した。リーグ戦2連勝を飾り、2位から暫定首位に浮上。カルロ・アンチェロッティ監督のコメントをクラブ公式サイトが伝えている。
敵地エスタディオ・デ・メスタージャに乗り込んだレアルは、前半27分に先制ゴールを献上。その後、MFジュード・ベリンガムのPK失敗やFWキリアン・ムバッペのゴール取消しなど1点が遠い中、後半34分にFWビニシウス・ジュニオールが退場して数的不利に陥った。しかし、同40分にMFルカ・モドリッチが決めて追いつくと、アディショナルタイム5分にはベリンガムが逆転となる決勝弾を奪取。レアルは消化ゲームが1つ少ないアトレティコ・マドリーを抜き、暫定首位に立った。
アンチェロッティ監督は試合後の会見で「チームは退場劇やPK失敗、ゴール取消しといった逆境に発奮することができた。我々が前半にやった悪い点、後半10人になってからやった良い点を説明するのは難しい。獲得した勝ち点3は相応しいものだが、こういった2つの顔を見せることはできない。前半はほとんどバランスを欠いてとても悪く、後半10人になってからはとても良かった」と振り返り、次のように続けている。
「私はロッカールームで選手たちを祝福し、皆さんに今言ったことを彼らに伝えた。前半はとても悪く、後半はとても良かった。ゴールのあと我々はプレーを始め、後半は10人になってあらゆる逆境の中すごく良かった。試合内容に相応しい勝利だった」
ビニシウスへのレッドカードについては「退場の場面で私たちが考えているのは、2選手に対してイエローカードが1枚ずつ、ビニシウスにレッドだったということ。我々は訴えを起こすだろうが、それが認められるかどうかは分からない。我々が考えているのはレッドカードではないだろうということだ」と主張している。
また、PKを外しながらも最後はその勝負強さを発揮したベリンガムに対し、「彼は素晴らしい試合をした。PK失敗が彼にさらなるモチベーションを与え、最後の30分は彼だけが知っている形でプレーした。しっかり働き、前線でムバッペを助けた。決勝ゴールはそれまで彼がやったことのご褒美のようなものだ」と称賛の言葉を贈った。
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