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80分間でシュート1本もPK戦勝利!東福岡の10番・児玉は守備陣に感謝し、国立では「アシストやゴールで結果を」

ゲキサカ / 2025年1月4日 20時58分

東福岡のMF児玉愁都(3年)

[1.4 選手権準々決勝 静岡学園高 0-0(PK4-5) 東福岡高 U等々力]

 チームとしてシュート1本に抑え込まれながらも0-0からのPK戦を制して国立への切符を手にした。東福岡高(福岡)の10番を背負うMF児玉愁都(3年)は「まず守備からという話をしていたけど、(静岡学園は)本当に上手かった。(失点)ゼロに抑えてくれて良かった」と、4試合連続完封の守備陣に感謝した。

 左サイドハーフで先発した児玉がマッチアップしたのは、静岡学園のDF野田裕人主将(3年、川崎F内定)。「思ったとおり上手くて、運動量もあった。静学さんはサイドバックが上手い。そのデュエルで負けなかったら良かったけど……」。後半11分からは右サイドに回ったが、チームとして劣勢の中、得意のドリブルで仕掛けられる場面も少なく、積極的に攻撃参加してくる相手サイドバックの対応に追われた。

 優勝した15年度大会以来、9年ぶりの準決勝進出に「素直にうれしい」と喜びながらも、「課題も出た。もっと1対1で勝たないといけない」と表情を引き締める。今大会は2回戦の正智深谷戦(2-0)とこの日の準々決勝に先発し、1回戦の尚志戦(0-0、PK5-3)と3回戦の阪南大高戦(1-0)は途中出場。全4試合に出場しながら、まだ得点はない。

「まだ結果を出せていない。アシストやゴールで結果を出したい」。4強まで導いてくれたチームメイトに応えるためにも、「夢だった」という国立での準決勝で、今度こそ守備陣を助けるプレーを見せるつもりだ。

(取材・文 西山紘平)
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