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「ガンガン仕掛けよう」と意識。前橋育英は2年生MF平林尊琉が決勝点の起点に

ゲキサカ / 2025年1月5日 0時29分

前橋育英高(群馬)の2年生MF平林尊琉(JFAアカデミー福島U-15WEST出身)は、決勝点の起点に。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[1.4 選手権準々決勝 前橋育英高 1-0 堀越高 フクアリ]

 前橋育英高(群馬)の2年生MF平林尊琉(JFAアカデミー福島U-15WEST出身)が、決勝点の起点になった。0-0の後半15分、平林は相手DFの死角から近づき、インターセプト。「背後から行く感じで、そこから奪うっていうのを隙あらば行こうと思ったんで、それはイメージ通りでした」というプレーからドリブルで中央を攻め上がる。

 当初は「敵の流れとちょっと逆の方へ行こうと」ボールを運び、シュートを打ち切ることを考えていたという。だが、「さとこう(FW佐藤耕太)とかケリー(FWオノノジュ慶吏)がいい動きをずっとしてて、そこは自分が打つよりかはそっちの方が確実性があるなと思って、パスに変えました」。FW佐藤耕太(3年)へ縦パスをつけると、最後はMF黒沢佑晟(3年)のクロスバー直撃のシュートの跳ね返りをFWオノノジュ慶吏(3年)が決めて決勝点となった。

「自分は『積極的に仕掛ける』っていうところを山田先生から言われてて、それで今日の後半のボール取ってから、前の運び出しとかはもう『ガンガン仕掛けよう』って思って、それで仕掛けて、自分から良い得点が生まれたっていうのをほんと言われてきたことができたので、嬉しかったです」と平林。地元・香川にいる母親が、国立準決勝で観戦するチャンスを作れたことを喜んでいた。

 名門・前橋育英で1年時から先発のチャンスを掴み、U-17日本高校選抜に選出された実力の持ち主。今季はインターハイ予選で敗退するなどなかなか結果が出ず、アタッカー陣の一人として得点力不足の責任を感じていた。「そういうのが結構、壁になったかなと思います」。だが、今大会は平林も1ゴールを決めるなどアタッカー陣が結果を残して4強入りだ。

「何か、たまに『自分がやってることが正解なのかな』って分かんなくなる時期もあったんですけど、(山田耕介)監督、コーチとかに相談しながらやってきて、ほんと今、国立に行けるっていう良い切符を取れたことは、自分の自信にまた繋がったかなと思います」

 その国立競技場での準決勝へ向けて、平林は「自分、ほんと、ガンガンドリブル仕掛けるっていうのが、(山田)監督も求められてることで、自分も得意としてるとこなので、前からガンガン仕掛けに行って、隙あれば、(オノノジュ)ケリーとかさとこう(佐藤)、(MF黒沢)佑晟とかにチャンスメイクとか、確率でいいとこ(へパスを)選べるように落ち着いてやっていきたいと思っています」。準決勝も自分の特長を表現し、必ず勝つ。

(取材・文 吉田太郎)

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