[NEW BALANCE CUP]1年後の全国制覇へ。東山の新リーダー、CB上山泰智は主体性を高めてチームを強くする
ゲキサカ / 2025年1月5日 20時55分
[1.5 NB CUP決勝T1回戦 飯塚高 0-2 東山高 時之栖裾野D]
「NEW BALANCE CUP 2025 IN TOKINOSUMIKA」(通称:裏選手権、静岡・時之栖スポーツセンター)は5日午前、決勝トーナメント1回戦を行い、東山高(京都)が2-0で飯塚高(福岡)に勝利した。
東山は前半にMF中井真栄(2年)のゴールで先制すると、後半に相手の猛反撃を受けながらも1年生GK麻生太朗のビッグセーブやチームリーダーのCB上山泰智(2年)のカバーリングなどで凌ぐ。
逆に司令塔・MF雪本迅之助(2年)のプレースキックから、攻守で能力の高さを見せていた右SB尾根碧斗(2年)が貴重な追加点。飯塚のU-16日本代表MF保科剛(2年)から「やっぱ(2022年度の選手権で)国立の舞台を経験してるんで、東山は。勝ち方が分かってるなと思いました」と勝負強さを讃えられていた。
MF雪本迅之助は正確なキックでアシスト右SB尾根碧斗(右端)が追加点を決めた
東山は昨年、2月の近畿高校選手権で優勝。プリンスリーグ関西2部も12勝4分2敗という好成績で1部昇格を果たしている。その一方、インターハイは2回戦で静岡学園高(静岡)を追い詰めながらも試合終了間際に同点ゴールを許してPK戦負け。選手権も出場していれば優勝争いに食い込むことが予想されたが、予選決勝(対京都橘高)でPK戦の末に敗れている。
開催中の選手権ではなく、新チームは“裏選手権”に出場。1年時から先発を務める上山は「悔しいです」と感情を口にした上で、「出たらベストだったんですけど、出れない分、こっちで成長してっていう風にと思っています。選手権に出るチームより先に新チームをスタートできてるので。負けてしまったものはもうしょうがないので、新チームは1か月、2か月早くできてるので、新チームを強くするためにということを意識していきます」と前を向いた。
CB上山泰智は1年時から先発を務める
昨年末は遠征に出ず、強化合宿を実施。サッカーの原理原則から、身体を鍛えること、ピッチ外の部分まで共有された。選手たちも意識変化。上山は「気持ちの面で、やっぱり(福重良一)先生にもいつも言われてるんですけど、やっぱ気持ち。僕たちには主体性というか、自分たちでやるっていう部分が少ないので、そこを(より)意識して」チームメートとともに行動しようとしている。
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