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プレミアでの研鑽&プロ内定と流経大柏で目標をかなえてきたMF亀田歩夢、選手権決勝では「先輩たちの分も借りを返す」

ゲキサカ / 2025年1月12日 10時36分

卒業後は富山に加入する流通経済大柏高MF亀田歩夢(3年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.11 選手権準決勝 流通経済大柏高 1-0 東海大相模高 国立]

「あんまり良くなくても勝てるのはいいところ」。6大会ぶりの決勝進出を決めた流通経済大柏高(千葉)のMF亀田歩夢(3年)は、準決勝・東海大相模高(神奈川)戦を振り返った。準々決勝までの3試合で15得点を挙げてきた攻撃陣は、MF柚木創(3年)のPK弾の1点のみにとどまった。それでも“ウノゼロ”での勝利を飾ったことに「失点をせずにゼロで終えて、しっかり勝ち切れたところは自分たちの強み」と胸を張った。

 シーズンが始まる前に選手たちで話して決めたという三原則「球際、切り替え、運動量」は、従来の流経大柏の強みでもあるが、加えてテクニカルでスピーディな攻撃は今年度のチームの特徴だ。プレミアリーグEASTでは、柏レイソルU-18に次ぐリーグ2位の得点力(41得点)を記録。今選手権でも、4得点で得点ランキング2位タイのFW山野春太(3年)をはじめ、準決勝までの4試合で16得点を挙げており、亀田も中盤の選手ながら3ゴールを挙げている。

「自分たちはテクニックもあってスピードもあって、強度のところは基本で、自分たちはプラスで技術のところを魅せるチームだと思う」。その攻撃サッカーを冬の大舞台で存分に発揮している。

 中学年代は神奈川県のP.S.T.C.LONDRINAジュニアユースでプレーしていた亀田。流経大柏へ進学した理由を「プレミアで試合をしたいし、プロに行くのに一番近いと思った」と明かす。今シーズンのプレミアリーグEASTで全22試合に先発しチーム最長となる1914分間プレーした亀田は、卒業後にカターレ富山へ加入することが決まっている。

 流経大柏で着実に目標をかなえている中で、選手権での日本一へもあと1勝に迫っている。決勝の相手は前橋育英高(群馬)。奇しくも96回大会と同カードとなり、MF宮本優太主将(当時3年、現京都)、DF関川郁万(当時2年、現鹿島)らを擁しながら準優勝で終わった流経大柏にとって、リベンジマッチとなる。「先輩たちの分も自分たちがここで借りを返す」と気合い十分だ。

「(前橋育英は)パスサッカーっていうところでつなぐのは得意だと思うので、自分たちの守備の強度っていうところを出せれば、相手も焦って蹴ってくれると思う。自分たちのサッカーもやりつつ、相手のサッカーをやらせないっていうところをしっかりやっていきたい」と亀田は決勝への展望を語る。今シーズンのプレミアリーグEASTでの2度の対戦は、○2-0、●0-2と五分。3度目の対戦はどのような結果になるのか。103回大会の決勝は、13日14時5分にキックオフを迎える。

(取材・文 奥山典幸)
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