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山口県の中体連から東福岡に進学、MF稗田幹男「ずっと下の方でやるのかな」不安から始まった高校生活も最後は国立に立つ

ゲキサカ / 2025年1月12日 19時51分

後半22分から途中出場したMF稗田幹男(3年)

[1.11 選手権準決勝 東福岡高 1-3 前橋育英高 国立]

 MF稗田幹男(3年)は2点ビハインドの後半22分から途中出場して、憧れだった国立競技場のピッチを踏んだ。ただ東福岡高(福岡)はそのまま敗れ、ベスト4での敗退が決まった。

 入学前は「ずっと下の方でやるのかな」という不安もあったという。山口県の垢田中学出身で、中学からいとこが在籍していた関係もあって東福岡に進学。県内の強豪である高川学園からの誘いもあった中での決断だったという。

「最初はヒガシか高川で迷ったけど、『自分の行きたい方に行け』と親が背中を押してくれた。地元では特に上手いわけでもなく、自分のほかにも上手い子はいて、その子たちは地元の高校に行きました」

 ただ強豪校でもまれる環境が合っていた。「周りより自分は下手だったと思ったので、追いつくために自分なりに考えたり、自主練習をしたり、周りに追いつくために3年間頑張りました」。

 高校最後の選手権では1回戦の尚志高戦、3回戦の阪南大高戦、準々決勝の静岡学園高戦で先発出場した。2回戦の正智深谷高戦では先制のゴールネットも揺らした。「いい経験ができたのかなと思います」。4強で敗れはしたものの、踏みしめた国立競技場のピッチの感触は忘れられない思い出になった。

 そしていつか、国立競技場に戻ってきたい思いも強くしたという。「プロでやりたいと考えています。自分に足りないところを大学で磨いて、また代表とかで国立に立ちたいと思います」。進学先の立正大学でも、高校時代のようなひたむきな努力を続ける。

(取材・文 児玉幸洋)
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