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高3の秋から台頭してきた流経大柏左SB宮里晄太朗が国立決勝へ。「3年間頑張ってきたこと全部出して頑張りたい」

ゲキサカ / 2025年1月12日 20時12分

流通経済大柏高の左SB宮里晄太朗(3年=ヴィクサーレ沖縄FCジュニアユース出身)は準決勝で先発出場。(写真協力=高校サッカー年鑑)

 流通経済大柏高(千葉)の左SB宮里晄太朗(3年=ヴィクサーレ沖縄FCジュニアユース出身)は、準決勝で2試合ぶりに先発出場。「初めての国立で、ちっちゃい頃から夢見てたので、まず立てて嬉しかった」という国立競技場でのプレーで徐々に慣れていったというが、前半35分に警告を受けるとハーフタイムに交代となった。

 勝ったものの、悔しい準決勝となったことは確か。だが、宮里は、すでに気持ちを切り替えている。12日の決勝前日練習参加後、決勝(13日)へ向けて意欲的なコメント。「(準決勝では)変な形でイエローカードもらっちゃってチームに迷惑かけちゃったんで、前半交代っていう悔しい結果ですけど。明日の決勝戦は スタメンで出るかまだ分かんないですけど、国立なんで、これまで以上に、3年間頑張ってきたこと全部出して頑張りたいと思います」と力を込めた。

 宮里は元々ボランチで今季、左SBへコンバート。「自分の左足だったり、ロングスローだったり、出して動いたりっていうポジショニングだったり、そういうところを認められて、ここまで来れたと思います。課題にしていた走力っていうのは自分はずっとこの1年間でもサイドバックとして頑張ってきました」。今季はシーズン開幕からセカンドチームのプリンスリーグ関東2部でプレー。けが人が出ていた影響もあって10月のプレミアリーグEAST・市立船橋高(千葉)戦で初出場、初先発すると、「左足は本当にちっちゃい頃からもずっと上手いってみんなに言われてきたんで、自信はあります」という左足キックやロングスローなどでチャンスを掴み、そのまま先発に定着した。

 沖縄県出身。千葉県での3年間は大変だったという。だが「親がちゃんと見送ってくれて、『オマエならやれる』って言われたんで」というDFは、苦しい時期も諦めずに高校3年の秋から台頭。名門・流経大柏の一員として、全国舞台で3試合に先発出場している。

 選手権3位・東福岡高(福岡)のエースストライカーで同じ沖縄出身のFW伊波樹生(3年)は小学生時代からの知り合いで話したり、連絡を取り合っていたという仲。決勝での対戦は叶わなかったが、宮里は東福岡に勝って勝ち上がってきた前橋育英高(群馬)戦の必勝を誓う。

 準決勝で注目度を高めたドリブラー、MF白井誠也(2年)と対峙する可能性もあるが、「止めます。3年生最後でやれる大会なんで、明日は悔いのないように頑張って勝ちます」と宣言。這い上がってきた左SBが決勝で勝利に貢献し、支えてくれた人たちに恩返しする。
 
(取材・文 吉田太郎)

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