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変わるきっかけになった「オレらを踏み台にして絶対…」の言葉。3か月間で10kg増、守備力向上させ、東海大相模の躍進支えた2年生CB塩田航央

ゲキサカ / 2025年1月12日 21時40分

 敗戦をきっかけに肉体強化に取り組んだ。塩田は「県でも戦えないぐらい身体が凄い細くて、それに関しては自分も課題だと思っていて」と2024年の1月から3月の3か月間で体重を10kg増量。身体が大きくなった反面、「最初は本当に身体動かなくて、もう自分自身イライラしていて、動くの自体、ほんとに嫌で」という時期を過ごしたという。

 シーズン開幕当初は失点が止まらず。周囲に「アイツが試合出て大丈夫なのか」と思われていたことも知っている。それでも、「見返してやる」の気持ちで努力。有馬信二監督や上級生が自分を信じてくれたこともあり、夏以降に向上した守備能力で対戦相手を封じ込めるようになった。そして、選手権神奈川県予選初優勝。全国大会でも3位躍進の原動力になった。

「『絶対結果で見返してやる』っていう気持ちがあったので、今、自分だけの力じゃないですけど、本当に周りに助けられて全国ベスト4っていう結果が出せたっていう意味では凄く良かった。『苦しかった』っていう経験があったからこそ、今、このベスト4で全国屈指のFWに対して引けを取らず、戦えてるのかなと思います」

 全国3位の新チームは、周囲からの見られ方が変わるはず。それに対して塩田は、「来年の相模に対する色々な人からの期待が凄いかかるのも十分分かっていますし、その上で自分たち3位っていう記録をしっかり超えて、もう1度国立に戻ってきて、やっぱ決勝っていう舞台に立つことを試合終わった後のロッカールームでも2年生同士でしっかり誓い合ったので、それに対して残り約1年間、しっかり1日1日の日々を全力で取り組めればいいかなと思っています」。東海大相模の躍進はこの冬だけでない。これからが大事。塩田は今大会、得意とするビルドアップなど出し切れなかった部分もあったと感じており、個人としても貪欲に成長する考えだ。そして、チームメイトとともに1日1日をより大事に過ごして、再び重圧を乗り越える。

(取材・文 吉田太郎)

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