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「10番が悪かったっていう風に思って欲しい」「不甲斐ない」「最後の最後で...」。流経大柏MF柚木創は涙の途中交代を糧に

ゲキサカ / 2025年1月14日 13時3分

 自身に代わって右サイドに入ったMF和田哲平(3年)が、出場8分間で負傷交代。仲間たちは挫けずに「流経魂」を表現して延長後半、PK戦まで戦い抜いてくれたが、ピッチサイドから応援することしかできない自分が不甲斐なかった。

 柚木は1年時から公式戦先発を経験。2年時にはU-17日本代表、U-17日本高校選抜に選出されて活躍した。注目度の高い中でスタートした今季はプレミアリーグEASTで好発進したものの、インターハイ予選敗退以降は思うように白星をもたらせなくなった。選手権予選はベンチスタートの悔しさも味わった。

 それでも、「ほんとに結果を残すだけ」「全国制覇するだけ」の決意を持って臨んだ最後の選手権で10番のプレーを随所で披露して決勝進出。柚木は活躍を評価され、大会優秀選手にも選出されている。だが、日本一を懸けた戦いでのパフォーマンスと敗戦が、流経大柏での3年間の自己評価を下げることになった。

「ずっと自分はトップに絡ませてもらって、エノさん(榎本監督)からも、選手権前に『オマエが1番多くトップでプレーしてる訳だから、自信を持ってプレーして欲しい』っていう風には言われてたんですけど、やっぱ最後の最後でああやって結果を残せないってなると、ほんとに不甲斐ない3年間になっちゃったのかなっていう風には思っています」。この悔しさを必ず飛躍への糧にする。

「ずっと自分はチームを勝せられるような選手になるっていうところ掲げてやってるんで、大学ではこういうプレッシャーに負けずに日本一っていうところ目指して、自分がチームを勝たせなきゃいけないと思ってるし、その4年間で満足するんじゃなくて、自分はプロサッカー選手ってところを目指してるんで、必ず飛躍してプロサッカー選手になって、色々な方々に恩返ししたい」と誓った。「10番が悪かったっていう風に思って欲しい」と敗因の矛先を自身に向けた10番。この敗戦の悔しさと涙を絶対に忘れず、進学する流通経済大を勝たせる選手になって、プロ入りを果たす。

(取材・文 吉田太郎)

●第103回全国高校サッカー選手権特集

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