選手権4強世代の尚志10番MF伊藤綾汰、大卒3年目で初のJクラブ加入「自分の持っている全てをピッチで表現します」

高校時代のMF伊藤綾汰

　Jリーグ参入組の高知ユナイテッドSCは14日、ソニー仙台FCからMF伊藤綾汰(24)が加入することを発表した。

　伊藤は尚志高出身で、3年時の2018年度には10番を着用して全国高校サッカー選手権に出場。前年度王者の前橋育英高などを破って7年ぶりに4強入りを果たし、準決勝では青森山田高と3-3の激闘の末にPK戦で敗れた。伊藤は同大会で1ゴールを記録し、優秀選手に選出された。

　その後は法政大を経てJFLのソニー仙台FCに加入。天皇杯で得点するなど活躍するも、24シーズンをもってチームが活動を終了するため退団が決まっていた。伊藤は大卒3年目で初のJクラブ加入が決まったことに際し、高知を通じて「新たな歴史の幕開けに携われることを大変嬉しく思います。高知ユナイテッドSCの勝利に貢献できるよう、自分の持っている全てをピッチで表現します。応援よろしくお願いします!」とコメントしている。

　以下、クラブ発表プロフィールとソニー仙台FCを通じたコメント

●MF伊藤綾汰
(いとう・りょうた)
■生年月日
2000年5月3日(24歳)
■出身地
宮城県
■身長/体重
168cm/63kg
■経歴
仙台ジュニア-仙台Jrユース-尚志高-法政大-ソニー仙台FC
■コメント
「まずはこれまで多くのご声援、ご支援のほどありがとうございました。素晴らしいチームメイトやスタッフ陣、暖かく職場で接してくださるソニー社員の方々、そしてどんな時でも応援していただいたファン、サポーターの皆様に出会えたことは自分の財産です」

「JFL優勝という結果で恩返ししたかったのですが、まだまだ自分の力不足を痛感する2年間でした。大学4年時にソニー仙台FCが手を差し伸べてくれていなければ僕はサッカーを続けていなかったと思います。人生を変えてくれたチームだからこそ、本当に感謝の気持ちで一杯ですし、このままソニー仙台FCでサッカーを続けたいと本気で思っていました」

「こんな素晴らしいチームが解散となり悔しい、やりきれない気持ちがありますが、この気持ちを糧にして次の舞台で飛躍できるよう精進していきます。2年間ありがとうございました!」
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