女子代表選手に「太っている」発言…FIFAがパナマ連盟会長に半年間の職務停止処分

FIFAが処分

　パナマサッカー連盟(FEPAFUT)は16日、マヌエル・アリアス会長がパナマ女子代表選手に不適切な発言をしたとして国際サッカー連盟(FIFA)から半年間の職務停止処分を受けたことを報告した。期間は7月14日までとなる。

　FEPAFUTは発言の詳細を記載していないが、『レレボ』などの海外メディアによるとMFマルタ・コックスに関して「彼女は体型が悪く太っていて、ピッチでしっかりと動くことができていなかった」と自国の番組で発言したことが理由だという。この発言は昨年の国際大会後にされたもので、パナマプロサッカー選手会(AFUTPA)が「非難されるべきであり、残念だ」と声明を発表する事態になっていた。

　アリアス会長は当時「二度とこのような過ちを犯さない」と謝罪したことが報じられていたものの、FIFAからの制裁を受けることになった。フランスメディア『ラジオ・フランス・アンテルナショナル』などによると、同会長は「重大な間違いをしたことを認識している」と改めて反省の意を示したようだ。