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「徳島で身体が動かなくなるまでサッカーがしたかった」契約満了の発表から約2か月…柿谷曜一朗が現役引退を決断「C大阪で記者会見の場を設けていただくことに」

ゲキサカ / 2025年1月18日 16時2分

FW柿谷曜一朗が現役引退

 徳島ヴォルティスは18日、2024シーズン限りで契約満了となっていた元日本代表FW柿谷曜一朗(34)が現役を引退することを発表した。

 柿谷はセレッソ大阪のアカデミーで育ち、2006年に16歳でプロデビュー。2009年から2011年まで徳島に期限付き移籍し、C大阪に復帰した2012年にリーグ戦初の二桁となる11ゴールを挙げた。

 翌2013年にはクラブ伝統のエースナンバー「8」を背負い、リーグ戦のキャリアハイを更新する21得点を記録。また、同年の東アジアカップで日本代表デビューを飾ると、大会得点王に輝く活躍を見せ、優勝に貢献した。

 そして2014年ブラジルW杯のメンバーに選出され、世界の大舞台を経験。大会後の7月に初の海外挑戦としてバーゼル(スイス)に移籍した。その後、2016年にC大阪へ復帰。2021年から名古屋グランパスへ渡り、2023年に12シーズンぶりの徳島復帰を果たした。

 2023シーズンはJ2リーグ戦37試合に出場し、7得点をマーク。昨季も主力として29試合に出場したが、同シーズンをもって契約満了となった。

 昨年11月のリリース当時は「自分はヴォルティスで身体が動かなくなるまでサッカーがしたかったのですが叶いませんでした。プロの世界なのでこの評価を真摯に受け止めて、この悔しさをバネに大きく飛躍できるように、これからも努力していきたいと思います」と現役続行も示唆。だが、徳島でのプレーを最後にスパイクを脱ぐ決断をした。

 柿谷はクラブ公式サイトを通じ、「徳島ヴォルティスのファン・サポーターの皆さまをはじめ、徳島で支えていただいた皆さま、私、柿谷曜一朗は2024シーズンをもって引退することを決めました」と報告。「引退するにあたって、アカデミーの時からお世話になったセレッソ大阪で記者会見の場を設けていただくことになりました。その際に徳島の皆さまにも、自分の言葉で直接気持ちを伝えられたらと思っています」とし、「これまで応援していただき、本当にありがとうございました」と感謝を述べた。

以下、クラブ発表プロフィール

●FW柿谷曜一朗
(かきたに・よういちろう)
■生年月日
1990年1月3日(34歳)
■出身地
大阪府
■身長/体重
176cm/68kg
■経歴
C大阪U-12-C大阪U-15-C大阪U-18-C大阪-徳島-C大阪-バーゼル(スイス)-C大阪-名古屋-徳島
■代表歴
2005年:U-15日本代表
2006年:U-16日本代表
2007年:U-17日本代表
2007年:U-18日本代表
2008年:U-19日本代表
2013年~2014年:日本代表(国際Aマッチ18試合出場5得点)
■出場歴
J1リーグ:238試合52得点
J2リーグ:234試合30得点
J3リーグ:1試合
カップ戦:42試合13得点
天皇杯:20試合1得点
ACL:18試合7得点
■コメント
「徳島ヴォルティスのファン・サポーターの皆さまをはじめ、徳島で支えていただいた皆さま、私、柿谷曜一朗は2024シーズンをもって引退することを決めました。
引退するにあたって、アカデミーの時からお世話になったセレッソ大阪で記者会見の場を設けていただくことになりました。その際に徳島の皆さまにも、自分の言葉で直接気持ちを伝えられたらと思っています。これまで応援していただき、本当にありがとうございました。」
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