インドネシア代表監督に名ストライカーが電撃就任…次戦相手のオーストラリア代表指揮官「恐れることなく臨みたい」

トニー・ポポビッチ監督

　オーストラリア代表のトニー・ポポビッチ監督は同国サッカー連盟のインタビューで、北中米W杯アジア最終予選の次戦・インドネシア代表戦に向けて「恐れることなく臨みたい」と意気込んだ。

　勝ち点7で2位のオーストラリアは3月20日にホームで、1ポイント差に迫る3位・インドネシアと対戦する。インドネシアは今月6日にシン・テヨン監督を電撃解任。バルセロナなどで活躍した元オランダ代表FWパトリック・クライファート氏が後任を務めることになり、オーストラリア戦が初陣となる。

　ポポビッチ監督は相手国の監督交代に「変えた理由を我々が理解したり、分かったりすることは難しい」と驚きを示しつつ、「(我々のやることは)何も変わらない」と力を込めた。その上で「彼らはサッカー界で非常に名の知れた人物を招聘した。良いスタートを切りたいはずだ」と簡単な試合にはならないことを強調している。

　両者は現役時代、2004-05シーズンのプレミアリーグで対戦した経験がある。ポポビッチ監督はクライファート氏について「素晴らしい選手だった。それは明らかだし、世界の強豪でプレーしたキャリアが証明している」と称賛。「これを特別なことをする機会だと考えているだろうし、彼が上手くいくことを願いたい」と幸運を祈りながら、「3月のオーストラリア戦ではそうならないようにしてもらいたいね」と語った。

「我々は自分たちのことだけに集中し、これまで築いてきた土台を積み上げていくだけだ。相手には敬意を表するが、恐れることなく臨みたい」。ポポビッチ監督はW杯出場権の獲得に近づく勝利を誓った。
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