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[新人戦]攻守が連動。4-0快勝の磐田東が初Vに王手:静岡

ゲキサカ / 2025年1月26日 6時50分

 浜名は後半開始から右SB高橋輝也(2年)、右SH小栗漣斗(2年)、FW飯田凌大(2年)を投入し、浅倉や鈴木、加藤がボールを細かく繋いで反撃。相手のプレスを掻い潜りサイド攻撃に持ち込むシーンもあったが、決定機を生み出すまでには至らない。

 一方、選手層の厚さも強みという磐田東は後半16分にMF寺田礎生(1年)を投入すると、その後もMF鈴木泰翔(2年)、MF西尾僚太郎(2年)、FW村上未来(2年)、MF永野時紡(2年)、右SB及川翔矢(2年)と積極的に交代選手を投入。寺田がワンツーで右サイドを突破したほか、西尾が強烈な右足FKや右足ミドルを撃ち込むなど交代出場組も特長を発揮した。

 そして、4-0で快勝。山田監督は「本当に上手く攻撃と守備が連動できたゲーム」と評価する。2005年と2022年のインターハイ予選で優勝しているが、激戦区・静岡、そして全国大会でプレミアリーグ勢などに勝つことは容易ではない。登録メンバーの大半が街クラブや地元の公立中体連出身で無名。それでも個の強化に加えて組織力や考え方で差を埋め、今回の好結果に結びつけている。

 昨年には元日本代表MFで、磐田やU-20日本代表の指揮を執った経歴を持つ内山篤氏がコーチチューター及びテクニカルアドバイザーに就任。練習、試合で指導者を中心に、選手が助言を受けることもあるという。現在は結果が出ていることもあってか、新チーム発足当初に比べて雰囲気も変化。山田監督は「チームで会話ができるようになったりとか、アドバイスし合えたりとか、少しずつ、こっち(指導者)からやらせるんじゃなくて、彼らの中でそういうような雰囲気ができてきていた」と頷く。

 加藤が「インターハイとか選手権全部、優勝狙っています。リーグ戦(県1部リーグ)も昇格。まだ全然合ってないところは合ってなかったりするんで、 強度や精度が上がればいけると思います」と説明したように、2025年の目標は全タイトル奪取。浜松開誠館高、清水桜が丘高、浜名と強豪校を連破している磐田東が、プレミアリーグ勢の静岡学園との決勝にも勝利して自信をつけて新人戦を終えることができるか。「(今回の勝利は)凄く自信になっていると思います。(ただし、今後へ向けて)もうちょっとスタンダードのレベルを上げていかないといけない。勝つことによってワンランク上がればいいなとは思いますけど、勝てるかどうかは分からない。頑張ってやらせるだけです」(山田監督)。引かずに勝負を挑んでゴールと白星を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)

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