1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

憧れは3世代上の「14」。前橋育英の新主将候補、DF竹ノ谷優駕がU-17日本高校選抜でも声とプレーでチームの先頭に

ゲキサカ / 2025年1月27日 7時35分

 前橋育英の新チームは、同じくU-17日本高校選抜候補の右SB瀧口眞大(2年)、MF柴野快仁(2年)、MF白井誠也(2年)、MF平林尊琉(2年)をはじめ、選手権決勝に出場した選手が9人も残っている。加えて、1年生はU-16全国大会(ミズノチャンピオンシップU-16)の優勝世代。周囲からは選手権連覇を期待する声が挙がっているが、竹ノ谷は一戦一戦を強調する。

「選手権やってて優勝するまでの道のりとか、全然楽じゃないんで、ほんとに連覇も簡単じゃないと思いますし、そんな連覇って簡単に言える立場でも全然ないと思うんで、ほんとに一戦一戦。一つ一つもっと合わせていって、それで成長をみんなでしていけたらなと思っています」

 前橋育英の名将、山田耕介監督は選手権優勝後、「(選手たちには)安易に『日本一』と口にしないように大会前から言っていました」と明かしていた。優勝するチャンスがありながら勝てなかったことは幾度もあったという。どんなに強いチームでも日本一を勝ち取ることは簡単なことではない。だからこそ、竹ノ谷も安易には「連覇」「日本一」とは口にせず、日常から意識高く、強度高く過ごすことで目標に近づく考えを口にしていた。

 竹ノ谷はまず、4日間の選考合宿でアピールし、U-17日本高校選抜に選ばれることに集中。「成長のためにもここで選ばれなきゃいけない」。そして、年代別日本代表に“個人昇格”することが自身や前橋育英の将来に結びつき、家族を喜ばせることができるという思いを抱いている。

 双子の弟であるMF竹ノ谷颯優スベディ(新潟U-18/2年)が、昨年11月のU-17日本代表クロアチア遠征を経験。今年は新潟トップチームのキャンプに参加し、いわきとの練習試合でゴールも決めている。

「代表、弟が入るかも分かんなくて、自分も入るか分かんないですけど、ほんとに一緒にできたら……。周りからも結構そういう風に言われていますし、親孝行にもなって、ほんとに(昨秋)亡くなった父のためにも、恩返しにもなるんで、ほんとに色々な責任を持ってやっていきたい。代表に入っていれば、前橋育英ももっと有名になって、色んな選手が来れると思うんで、自分がほんとにここからもっと努力してやっていきたいなと思います」。選手権連覇することも、憧れの存在を超えることも、代表入りすることも容易ではない。それでも、大きな可能性を秘める竹ノ谷が前橋育英、U-17日本高校選抜の活動を経て、目標に一歩一歩近づいていく。

(取材・文 吉田太郎)

●第103回全国高校サッカー選手権特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください